モンゴルでの週末の正しい過ごし方?
今週は、フルタイムとパートタイムの大学院の授業デビューをようやく果たし、ちょっとホッとしました。それを終えた週末で、しかも天気もいいので、ちょっとウランバートルの郊外に羊を見に草原にでも出かけたいところです。今回来てからは、まだ一度も草原見てないですから。ですが、現実はそんな甘くはありません。相変わらずまだ「普通」の生活になるには時間がかかりそうです。細かいトラブルは書ききれないほどですが、ちょっとびっくりしたのがお風呂です。引っ越して来てからはずっとシャワー室(来客用と称して、バスルームとは別に小さなシャワー室がある。)で、シャワーを浴びてました。もちろん、お湯の出ない日は諦めてますが。なぜシャワー室かというと、なぜかここのバスルームのバスタブにはホテルに行くと必ずあるビニールのカーテンがついてないのです。友人のBさんに言ったら、「え、それはまずいですね」と驚いてました。なくてもいいと思いたいところですが、バスルームはトイレ、洗濯機、洗面所などが一緒になっていて、風呂でバシャバシャやると水が飛び散ってしまうからです。ちなみに床には排水口はありませんから、お湯はバスタブの外には絶対出せません。しかも、そのバスルームについているハンドシャワーが壊れてて、ほとんど機能しません。そういう理由で、バスタブに浸かることはありませんでした。でも、そこはやっぱり日本人です。ここで洗うことはしないで、ただそっと浸かるだけなら大丈夫だろうと思いお湯を張りました。蛇口からのお湯がちょっとぬるいかな?と思ったので、キッチンのポットでお湯を沸かし、足し湯にしようと準備しました。準備完了で、いよいよ入浴です。西洋風の長さはあるけど、深さがないというバスタブです。やっぱりお風呂に浸かるのは気持ちいいとのんびり気分でした。で、ここではシャワーなどはやらずに、別のシャワー室へ行ってシャワーを浴びようとした時です。なんとバスタブの「栓」が抜けないのです。そうです、バスタブの底にある排水口をふさいでいるあの「栓」です。栓のはずし方は場所や国によってまちまちです。私の東京の自宅は、金属性の線というかひものようなものがついていて、それを引き上げると取れます。あるいは、外国に多いですが、バスタブの水道の蛇口の真下についている丸い金属性の回転金具のようなものものを回転させると、底にある栓が浮き上がって、それを取り出すというのもあります。はたまた、栓そのものの表面に突起物があって、それを摘まんでひっぱり上げるというのもあります。ところが、ここのはそのどれでもないのです。栓の表面はつるんとしてて、なにもありません。水圧の関係でしっかり埋め込まれて、隙間にドライバーの先を入れることすらできないほど密着しています。丸い金属性の回転金具らしいのはついてますが、いくら回しても反応しません。どこをどうやっても、栓を引き上げることができないのです。とりあえずシャワーを済ませ、また挑戦しましたがダメでした。後でBさんに電話で説明しましたが、Bさんも私が何言ってるかよくわからず「ちょっと栓の脇から何かを入れればすぐ取れますよ。」なんて言ってたのですが、実際に見てみてびっくり。「こりゃあ、専門業者呼ばないとだめですね。週末にやってもらいましょう。」と。それから数日が経ち、いよいよ週末の今日です。昼ごろ、Bさんと連絡を取り合ったところ「今、修理屋さんは1件仕事中なので、多分2時くらいになるそうです。」と。私は連絡を待ちました。2時を大きく回った頃、「今、ようやく終わったそうです、これからそっちに向かうそうです。」とありました。ところが、まだ来ません。4時過ぎになって電話したら「今、向かっているところだそうです。」・・・5時になって、Bさんが電話したら、もう電話には出てこないんだそうです。Bさん曰く「モンゴルはこういうの結構あるんですよ。大丈夫大丈夫といって、実際は全然ダメというのが。」確かに、私のビザの時もそうでした。その後、Bさんは夜の会食の予定があるということで出ていきました。「もしかして、夜になって来るかもしれませんから、その時は私(Bさん)に電話してください。」と言われました。言葉が全然わかりませんからね。そして、今はもうすぐ日付が変わろうとしていますが、バスタブには数日前の水がそのまま残っています。結局、今日は修理屋さんが来るという前提で、終日全く動けませんでした。もしかして、明日もこうなるのでしょうか?それとも、また1週間、バスタブはこのままなのでしょうか?モンゴルの正しい週末の過ごし方、なのかもしれません、これが。なぜなら、電気のスイッチが壊れ、バススルームの風呂用カーテンを付けてもらうとか、今後もまだまだあるのです。またしても天からささやきが聞こえてきそうです。「Be Patient !」(耐えるのみ!)