ひまわりとカサブランカ 。。。
にほんブログ村 数ある ソフィア・ローレン主演の映画の中で、日本で最も愛されている作品が、『ひまわり』(原題: I Girasoli )。マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ ローレンが主演した、1970年公開のイタリア・フランス・ソ連の合作映画。 ソフィアの濃い顔は、皇子の好みではありませんが、一応名作にあげられている 作品だけに、鑑賞してみました。結論から言えば、地平線まで続くひまわり畑の 映像と、ヘンリー・マンシーニの哀愁をおびた音楽以外には、感銘を受けるもの がありませんでした。 戦争によって引き裂かれた、男女の愛を描いた映画は数多くあります。 例えば、皇子が名作の10傑にあげる、カサブランカ。ひまわりの主人公、 マルチェロ・マストロヤンニ演じるアントニオの生き様が、カサブランカの リックと比べ、あまりにも男として情けない。 結婚すれば12日間の休暇がとれるとのジョバンナ( ソフィア・ローレン )の 進言で、彼女と結婚したアントニオ。兵役回避の為に今度は精神病の仮病を使い、 これがばれてロシア戦線へと送られてしまいます。 終戦しても帰国しないアントニオ。彼と行動を共にした戦友から、雪中行軍で 力尽きたとの話を聞きますが、ジョバンナは生存を信じソ連へと旅立ちます。 しかし、彼女がそこで見たものは、ロシア人女性マーシャと暮らしている アントニオでした。しかも幼い女の子までもうけた・・・ 失意の内に帰国したマーシャを追って、数年後今度はアントニオがミラノヘと 向かいます。ためらいながらも再会した二人でしたが、ジョバンナも結婚して 子供がいる事を、知らされます。 そこで、アントニオが言う言葉が、また情けない。自分と逃げてくれと。 しかし、共に家庭をもっている状況で、そのような事はありえないと、 ジョバンナは拒みます。 ソ連に戻るアントニオを、ジョバンナが見送る駅での別れのシーンが、 エンデイング。 一方、第二次世界大戦にアメリカが参戦した翌年の1942年に公開されたのが、 カサブランカ。親ドイツのヴィシー政権下のフランス領モロッコの、 カサブランカを舞台にして展開される、ラブロマンス物語。 ハンフリー・ボガード演じるアメリカ人男性のリックは、パリが陥落する前に 理由も告げずに去った恋人イルザ・ラント( イングリッド・バーグマン )と、 彼がカサブランカで経営する酒場で偶然再会します。 イルザは人妻で、夫はチェコスバキア人のドイツ抵抗運動の指導者であることを、 知らされます。過去の恋心を捨て、追われている身の夫とイルザを最終的に、 カサブランカからリックが逃がす、飛行場での二人の別れが エンデイングとなります。 最後まで未練たらしく、愛する女を追いかける、ひまわりのアントニオ。愛し ながらも相手の幸せを祈り、脱出に手をかすカサブランカのリック。駅と 飛行場での共に愛する人との別れという中で、その背景を考えれば男の 生き様として、どちらを評価するかは火を見るより明らか。 アントニオのような、女々しい男の生き方を描いたひまわりには、どうしても 皇子が共感できない理由が、ここにあるのです。 うん・・なんか文句あるの~~~???? ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね ↓ キリバンまで後 5,600アクセス