ALWAYS 三丁目 夕日の癌マン(6) 。。。
にほんブログ村 第七章 シカゴ警察は、当時< ソウテイガイ >というギャングに、悩まされて いた。 密造酒、麻薬、売春、賭博、原発建設などの犯罪が、市中に蔓延 しており、シカゴは全米一危険な街であった。 ソウテイガイのボスアル・カポネは、下院議員・市長・警察幹部などを 買収しており、悪行・非道のやりたい放題。そこで、弾の2丁拳銃 早撃ちの噂を聞きつけたフーヴァー大統領は、ソウテイガイの撲滅を はかるべく、弾を起用しようとして極秘に動いていた。 夏休みということもあり、デズニーランドは観光客で、賑わっていた。 薄暮の中、エレクトリカル・パレードが始まった。 ミッキーがミニーと、IT'S A SMALL WARLD の曲に合わせて、 踊っている。 闇の中から突然閃光が走り、なんとミッキーの両耳が同時に吹っ飛んだ。 キャ~!!という悲鳴と怒号、逃げ惑う人々で大混乱となった。 耳のなくなったミッキーは、山口県阿弥陀寺の耳なし芳一みたいな ものである。 くぐもった琵琶の音色が、夕闇を伝わってくる。 ベン、ベン、ベン・・ベベンガベン・・ 和田勉・・・大便・・・小便・・・ その早業を見たフーヴァー大統領は、 ( こんなの初めてえ~~、びっくらしたな、も~~~ !! ) と、弾の起用が唯一の解決策であることを、再確認したのだった。 その日以来、ソウテイガイ幹部の死体が、シカゴの街中にゴロゴロ と横たわった。 みんな、心臓を一発で仕留められている。 このような早業が出来るのは、弾しかないとカポネも薄々気づき 始めていた。 ( くそっ・・倍返しダア~~!! いつやるか? 今でしょう~~!! ) 周囲に狂ったようにわめきちらした。 いずれ、弾が自分を狙うのはわかっている。 公式の行事には、身代わりのカポネカモネという影武者を出席させ、 身の安全をはかるようにしていた。 月を追うごとに、弾の執拗なソウテイガイ狩りは、激しくなった。 キャット・ウーマンも、アイアンマンも、アンパンマンも、なす すべもなく、次々と倒れていったのだった。 遂にカポネと弾、決闘の日が来た。 ロンドンのオッズでは、カポネ0:弾 100とでて、これでは 賭けにならない。 ( おまえが、弾か・・・ようも、ソウテイガイをこけにして くれたな!! ) ( あんたはんが、カポネさんどすか~? せいぜい、おきばりやす。 ) 二人の間は、約 50メートル。 風が巻き起こり、それは巨大な竜巻となって、近づいてくる。 バリバリバリとケチャダンスの音をたて、熱いトタン屋根の猫が・・ カポネがバズーカ砲の引金を引いた時には、弾のコルトの弾道は カポネの眼を、既に射抜いていた。 そして、耳に・・最後は、口に・・・ < 見ざる、聞かざる、言わざる >の結末となった。 いたく感激したフーヴァー大統領は、弾に国民栄誉賞を与えた。 そして、ヤンキースに入団したマー君以上の契約金を用意し、大統領 護衛官チーフ就任を要請した。 弾は、静かに首を振りながら、 ( SORRY, IT'S TIME TO SAY GOODーBY. I HAVE TO GO..... ) 20歳の誕生日が近づき、エミリンや譲との約束の再会が、そこまで きていた。 ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね ↓ にほんブログ村 告 昨日の第六章を読後、病院に緊急搬送された方が、全国で6,389人 に上った事が、警視庁から連絡ありました。皇子のゴールド・フィンガー による蘇生術が功を奏し、本日のお昼までに全員無事自宅に戻られた 事を、ここにご報告申し上げます。