ウイーン回想録(5) 生活編‐1 。。。
にほんブログ村 ウイーンは観光都市だけに、パリやジュネーブのように、物価が想像以上に 高い!! 事務所でこの話題になった時、パンツが1枚2,000円と聞かされました。実際 街中の店舗でみると、パンツが1枚3,000円、肌着が5,000円の値段がついて います。シルクのブランド品ではありまへんでえ~!!単なる木綿のデカパン が・・・ 缶入りコーラ180円、タバコが400円。今や日本でも値上げされ同じような 価格となっていますが、30年前の1990年当時は、もっと安かった はずです。 これが皇子にとって、初めての単身赴任経験です。 男子厨房に入るべからずとの皇子家家訓を守り、これまで家事など何もやった ことのない男が、中年になって初めてこの分野に挑戦するのですから、その 戸惑いと混乱は容易に想像出来ると思います。 ホテルの近くに、スーパー・マーケットはありました。 しかし、土曜日の午後、祝祭日は閉店。平日は、東欧への出張で 飛び回り、またウイーンにいても、接待や夜9時頃まで事務所で仕事に追い まくられるわけですから、平日に買い物などする時間はありません。 要は、買い物が出来るのは、土曜の午前中だけとなるわけです。 ところが、週末は日本の重要取引先の偉いさんが、ウイーンに観光で入ってくる ので、その接待で潰されてしまう事が多いのです。 月、月、火、水、木、金、金という過酷な労働条件。たまに 休みがとれた土曜の午前中に、スーパーへ買いだしに行きました。 オーストリアはドイツ語圏ですが、事務所や東欧での商売相手は英語で 用が足りますので、ドイツ語が喋れなくても痛痒を感じません。しかし、街中に 出ればドイツ語でしか話が通じず、これには頭を抱えました。 ドイツ語で書かれた商品名はなんだかわからず、靴磨きのチューブなのか それとも歯磨きなのか???? レジで勘定時、ドイツ語でベラベラと料金を言われても、わからない。 ともかく、大きなお札を出すことで、これに対処。 ということは、皇子のポッケにはいつも、釣り銭の小銭と不幸せが ジャラジャラ。。 ホテルですから、ランドリー・サービスはあります。しかし、一度ワイシャツを 出したら、襟の汚れは落ちてない、ボタンは取れているし、それで一枚AS 50 ( 670円 )もチャージされたので、出すことはやめました。 ホテルの地下に、コインランドリーがあったので、1週間分をまとめて、 週末に洗濯物をぶっこみます。1枚260円のコインを2枚投入して・・・ ところが、1回いくらでなく、時間制のシステムであることが、 しばらくしてわかりました。洗濯ものが少なければ、時間満了まで使用せず、 途中でやめてしまう人もいるわけです。 ですから、メーターでまだ時間が残っている洗濯機を探し出し、これを使わせて もらえばタダ・・ まあ~~、せこいこと!! あはっ・・・これを、生活の知恵というのでしょうね。 == 続く == ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね ↓ にほんブログ村