聖なる夜のお願い 。。。
仏教も神道にも関係のない皇子が、御朱印の魅力にとらわれ、寺社巡りの てくてくを行っています。宗旨は違っても仏教の教えの中には、いくつもの好きな 言葉があります。 その一つが、生者必滅会者定離。 「生まれた者は必ず死に、出会った人とは必ず別れがくる」という意味です。「生者必滅会者定離」は、有名な平家物語の中でも 生者必滅、会者定離は、憂き世の習ひにて候ふなり。 とあります。 皇子にも、可愛い妹がいました。 残念乍ら、不幸な結婚の結果精神を病み、若くして急逝してしまいました。 親より先に逝ってしまう事を< 逆縁 >といい、逆縁の辛さは親不孝の なにものでもないと、言われています。 65歳以上の高齢者が、人口の4分の1を占める長寿社会であるがゆえに、 不慮の事故や病気で子供のほうが先に亡くなってしまうケースが、最近とみに 増えているそうです。 ブロ友さんの中にも、そのような不幸な経験の方が何人かおられます。息子さん や娘さんを思う、当事者にしかわかり得ない哀しみは、想像を絶するものがあり ます。そのような苦しみを綴った記事が掲載されると、どのようなコメントを したらいいのか・・・ 「もし生きていれば」、「なぜ死んだのか」と、彼女は何かにつけて自問を 繰り返します。「 こんなに辛い思いをするくらいなら、長生きなんかしな ければよかった」という、後悔だけが先だつのでしょう。 新聞の読者投稿記事に、聖なる夜のお願いとして、かような記事が 掲載されていました。 ======== クリスマスが近づくと毎年、食事中に向かい合って座っている時などに娘が ( 何かほしいものある ? ) と聞いてきた。 私は、 ( 別に・・ )。 それでも娘はいつもちゃんとプレゼントを用意してくれていた。セーターなどを いつの間にか買って、見つからないようにどこかに隠し、当日 ( はい ) と渡してくれた。 プレゼントには必ずカードがついていて、 ( 1年ありがとう。来年もよろしくね。) ( また旅行に一緒に行こうね。 ) などと書いてくれていた。 去年のイヴの前日、突然娘は別の世界へ旅立ってしまった。 前夜11過ぎ、布団に入ったまま。35歳だった。 年が明けて今年の1月中旬、やっと片付ける気持ちになって娘の部屋に入ると、 クリスマス用の包装がされたプレゼントがあった。 ポーチと手鏡。涙が止まら なかった。結局、今もそのまま、部屋を 片付けられずにいる。 ねえ、今年はお願いがあるの。イヴの夜、夢の中に出てきて、いっぱい話を しようよ。だって、 ( おやすみ ) それが最後の言葉だったでしょう。 プレゼント、待っているね。 大好きな娘へ。 62歳主婦============================= クリスマス・イヴという聖なる夜に、心の平安となるようなひと時が訪れます ことを、心からお祈り申し上げます。 ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね ↓ にほんブログ村 キリバンまで後 1,200 アクセス