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[犬と暮らせば。] カテゴリの記事

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• ワンコ減量中。

  春、ジフテリアの予防薬などを処方していただくために血液検査と体重測定などをしていただいた。そのときの体重は4750グラム。「ミニチュアダックスの場合、　適正体重は4200グラムなので、　550グラムの減量が必要ですね」人間なら1～2キロは食前食後で違うというのに、ワンコの500グラム減量は厳しそうだなあ。しかし、健康維持のためなら飼い主の責任でなんとかせねば。という訳で、ウエートコントロール用のダイエットフードをいろいろ試しながら、運動重視の生活を開始。もちろん大好きなブロッコリーやキャベツなど煮野菜も添える。で、先頃、久しぶりにトリミングをお願いした際に体重を量っていただいたら4350グラム。なんとか400グラムの減量に成功していた。あと150グラム！ところが、最近ダイエットフードをあまり食べなくなってきた。野菜が入っていると、野菜しか食べないし、ダイエットフードのみでは、なかなか口をつけようとしない。運動不足が加わると、ますます食べない。減量中とは言え、食べないのは気になる。人間の親子同様に、どうしても食べさせたいのが親ごころってもんだ。ワンコとは逆に、ますます食に意欲的なのが娘。朝からいろいろとたいらげる。夕食後に必ず、「あとひと口、何か食べたい」とデザートを所望する。せっかく煮物を多めに作っても、1回で食べ切ってしまう。ちょっとお嬢さん、あなたは、もうこれ以上食べなくてもいいわ。それよりも、ワンコにその食欲を分けてあげて。ワンコには食欲の秋って関係ないのかな。

  2006.11.20

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• 閑話休題。

  出張続きで、東京にいるときも多忙のためここのところワンコの散歩とご無沙汰の夫。晩酌のひととき、「車で走ってるとさ、　本当によく　ミニチュアダックスを見かけるんだよ」と言いながらワンコを膝に抱き上げる。「でも、みんなダサいんだ。　太ってたり、よれよれだったり、　年取ってるのか、顔に締まりがなかったり……」今度はワンコにほおずりしながら、にやける。それって、結局うちのワンコが一番可愛い、ってことが言いたいんでしょ？「うん」出張先の夫に、娘が携帯メールでワンコの写真を送ったらしい。「いやあ、とてもダックスとは思えない顏しててさ。　Star Warsに出てくる　カンガルーの耳が垂れてるような動物みたいで」それがまた可愛くて、と言いたげ。確かに垂れているワンコの耳を両方手ではさんで頭のうしろの方へ持っていくと、兎かカンガルーのように見えるので、わが家では、よくそうやって遊んでいる。犬らしからぬ表情の豊かさも特長の一つで、行きつけの絵本屋さんのスタッフやお得意さんにウケている。「そうそう、　嫌いな人を見ると、すぐに嫌そうな顔するよね。　喜んでるのもすぐにわかるけど。」娘が会話に仲間入り。娘も、もっともっと幼かった頃は、やはり、その表情の豊かさでおとなたちを喜ばせた。「やっぱり私が育てたからかしら？」おいおい、構っていたのは初めの頃だけで、今じゃ散歩にもつれていかない癖によく言うよ。夫が在宅の夜のひとときだけ、ワンコをケージから出してやり、ボール投げなどをして遊んでやる。そんな、一家団欒のひとこまだ。

  2006.11.08

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• おくびょう。

  夕方の買い物を兼ねて犬の散歩。買い物中、外でつながれていても大人しく待つことが出来るんだけれど、たまに、何事か起きているんだ。買い物を済ませてお店を出ると、我がワンコの前に、大きなゴールデンリトレバーが座っている。何だか落ち着かない様子のワンコ。ゴールデンリトレバーの飼い主と覚しき女性が「ごめんなさいねえ」としきりにワンコに向かって話している。「こんにちは」と挨拶をしながらワンコに近づく。「ごめんなさいね、うちの子が吠えちゃって……」件の女性が私に頭を下げる。大人しく座っているのはゴールデンリトレバーのほうで、我がワンコは相変わらずうろうろと落ち着かない。「うちにも同じ（犬種の）子がいるんですよ。　それでつい、吠えてしまったようで」相変わらず恐縮なさっている。「こちらこそ、ごめんなさい。　憶病者なので、特に大きいわんちゃんには、　なかなか慣れなくて」「あら、うちの子も同じだわ」お互いに会釈をして、別れた。散歩で出会う大型犬は、ちゃんとしつけがなされているのか、ほとんどが大人しく飼い主に寄り添っている。子どもの足音にびくついたり、何かの拍子にあらぬ方向にダッシュするなどして落ち着かないことこの上ないのは、たいてい小型犬だ。わが家のワンコも子犬の頃は、何かの物音に驚き、突然飛び出そうとして、何度か車に轢かれそうになった。今年に入って、ようやく落ち着いてきたところ。臆病でも吠えるよりは、少しはましかな。でも、見知らぬ方に頭をなでられそうになると、突然唸り出すのは、何とかやめさせたい。威嚇したり、落ち着かなくなったり、逃げ出したり。臆病がゆえのワンコの行動。これって結構人間に似てるよね。ワンコだから単純明快で分かりやすいけど、人間って上手く取り繕ったりするから、かなり分かりにくくて、誤解されやすいけど。

  2006.10.28

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• ワンコとの暮らしもお天気次第。

  建築現場や農業に従事なさっている皆様同様、雨の三日も降れば、かなりしんどいことになるのがワンコとの暮らし。同じことを娘が幼かった頃にも思った。必要なとき以外ケージやクレートの中で過ごすことにワンコを慣れさせるトレーニングをクレート・トレーニングと言うらしい。留守中及び飼い主の就寝中についてはケージで過ごすことにすっかり慣れている我がワンコ、ここのところは散歩以外は、ほとんどケージの中。こういうスタイルになると、雨の日はことのほか辛いなあ。寒さもあって、ワンコ自体が大人しくしているのがせめてもの救い。で、夜夫が帰宅してから外に出してボール遊びの相手をしてやる。そりゃあもう、遊ぶ遊ぶ。ひとりでボールを追いかけ、スラロームなんてやってるし。ぼろ靴下にボールを入れて遊んでいたのが、いつの間にか靴下から出されてボールがぼろぼろになってる……。それでも、そろそろ寝ようかなと思ってると、ちゃんとケージの中の自分の寝床で横になっている。偉いじゃん。明日も雨。こっそりマンションの階段室で昇り降りやってみる？私にとってはスキー・シーズンに向けたトレーニング。

  2006.10.23

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• 完成。犬公園お友だち名簿。

  彩りも美しく、犬公園名簿が完成。各家庭のワンコの写真と連絡先が掲載されている。撮影に苦労したわが家のワンコも、何と愛らしい表情で紹介されているじゃないか！まるで永遠の子犬のよう……。もっとも、人によっては「うちのワンコはもっと可愛いはず」とか「ええっ？　こんなに可愛らしくない！　これじゃあ、ぶりっこすぎる」などなど、ご自身の愛犬に対するイメージを尊重し過ぎてクレームをつける方もいらっしゃるようで。「もし写真に違和感を感じる方がいらしたら、　お手持ちの写真データを　当方まで添付ファイルでお送りください」と制作者のコメント。育児雑誌で溢れんばかりに掲載されているお子さまの写真にも、いろんなクレームが来るんだろうね。選ぶほうは必死で選んでいるはずだけれど。こういうのも飼い主や親御さんの愛。ところで、本日満2歳になったわが家のワンコは、現在ではケージ内で大人しく過ごしている。もちろん（？）、甘やかしの元凶である夫によって、ときにはケージから出されて、例によって猫可愛がりされているときもある。今朝なんて、朝食中にもかかわらず、いきなり散歩に連れ出した。ケージで大人しく過ごさせるコツは、わが家の場合はまめな散歩。だから、早朝の散歩は歓迎出来ることではあるんだけれど、何も食事中に連れ出さなくてもよいのでは？娘に対しては礼儀作法にも厳しかった癖に、ワンコは別なのか？おばあさんになっても外見は恐らく今と変わらないであろうワンコゆえ、夫の犬バカもワンコの生涯ずっと続くことになるのかな。思わず、溜め息ついちゃう。

  2006.10.21

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• ケージがもたらす暮らしの平和。

  しつけのやり直しで、わが家のワンコが散歩のとき以外はずっとケージ生活となって3日目。さすがに初めはしおらしくしていたものの寂しさが募るのか、今日はうるさい。特に、寝室や娘の部屋などで私たちがおしゃべりしていると「仲間に入れてよ～！」とばかりに騒ぐ。その代わり、表を犬が歩いても吠えなくなった。お昼頃、私が出かける前あたりが一番騒がしく、ケージの床を引っ掻いたり、トイレシートをグチャグチャにしたり、甘えたような声で鳴いたり……。考えてみれば、子どもの頃は外に大きな犬小屋があって、そこでワンコを飼っていた。ご飯のときと散歩のとき以外は、まったく別々の生活。家の中で飼っていたのはにゃんこ。ただし、こちらはマイペース。寝るときこそ、人の寝床に潜り込もうと行動を起こすものの、普段は、そのとき一番居心地のよい場所でのんびり昼寝。ほとんど没交渉。夫もにゃんこ贔屓で、こちらは膝の上に乗せて背中を撫でるのが趣味。まさに“猫可愛がり”な暮らしぶり。だから、どうしてもワンコに対しても“猫可愛がり”になっちゃうんだろうね。夕方、娘とレンタルビデオ屋さんへ行きがてらワンコの散歩に出かける。リードを見たとたん、ポケモンのワニノコのようなはしゃぎぶり。（だから、この状態を“ワニワニしてる”と命名）人込みに入ると、とたんに落ち着きが無くなるワンコ。小学生ぐらいの男の子や自転車に乗った男性が近寄ると、急に逆方向へ駆け出すし、妙齢の美女が歩いているとそちらへ近寄ったり。歩きにくいことこのうえない。まだまだ、だなあ。充分な散歩と夕食で満足したのか、その後は落ち着いてねそべっている。もともと留守中と私たちが就寝中はケージの中で過ごしているんだ。昼間だって、私が仕事をしていれば、自分からケージの中に入って寝ている。だったらいつもケージの中にいても、いいんじゃないかなあ。で、散歩以外に、ときどき部屋の中でボール遊びするとかね。台所の入り口のバリケードもいらなくなるし、いやがらせの粗相も出来なくなる。こっちの都合優先ではあるけれど、かなり精神衛生上よさそう。って、ちっともしつけの話になってないじゃん。

  2006.10.14

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• 犬のしつけと子どものしつけ。

  ご近所で、年に一度の大きなお祭りがある。昼間のうちに屋台などを観察に行こうと、散歩の支度を始める。が、肝心のワンコが逃亡！何カ月ぶりかなあ。なんて言ってる場合じゃない！あいつは、私ひとりでは捕まえられないのだ。前回の逃亡劇では、別棟のお宅の庭に入り込み、ベランダでくつろいでいるところを捕獲。捕獲するまでに1時間は費やした。今回も、手強いぞ。あっという間に廊下を駆け抜け、まるでドッグランさながらに駐車場を駆け回る。あの速さでは、こちらは手が出ない。片隅に腰掛けて、じっと様子を伺う。ときどき近寄ってくるが、表情からして一緒に鬼ごっこでもしようよと誘っている感じ。だめだ。結局、工事中の排水口を除いたり、ロッカールームの裏に入り込むなど、そこら中をさんざん探索した挙げ句、わが家の前にいるのを発見。管理人さんに追い込んでいただいて、なんとか捕獲。やっぱり今回も1時間超を費やす。これって、私のことをバカにしてるんだよね。呼んでも寄って来るだけで、小馬鹿にした感じで、すぐに逃げていく。しつけをやり直そう。そう決めて、抱き上げて家に入り叱りつけた後にケージに入れた。家族が帰宅するたびにことの次第を説明して協力を求めよう。あと10日もすれば2歳になるわが家のワンコ。トイレはすぐに覚えてくれたけれど、いたずらにはかなり手を焼いた。おまけに寂しがり屋で、すぐに膝に乗って来る。顔を見るとかわいいので、ついつい微笑んでしまうのも、テキの策略のうちかも、なんてね。犬の成長は速い。すぐに歩けるようになるし、どんどんお利口になっていく。子どもの成長のスピードとは雲泥の差。わが家に来てから初めの数カ月は、かなり厳しく、やって欲しくないことを教え込んだつもり。でも、なかなか命令通りに動こうとしない。散歩では、引き手に合わせて歩くスピードを調節出来るようにはなったんだけれど。一緒に暮らしていくために必要なことは、ちゃんと伝わる方法で伝えていかないとね。そこのところは、時間はかかるけれど人間のお子さまのほうが、ずっとものわかりがいい。2年も経てば、かなりのことが理解出来てるし、何より、お互い言葉で伝え合えるになっていく。犬は、そうはいかないよ。娘の提案で、今日の犬の散歩はなし。ときどき思い出したように拗ねた声で啼くけれど、一切無視して、トイレと食事の世話だけをする。お祭り、行きたかったんだけどなあ。結局、行けなかったよ。

  2006.10.12

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• 同名ワンコに出会う。

  人間の世の中では体育の日だけれど、犬の世の中では、毎日が体育の日（が理想）。ま、お天気商売なので、台風なんか来るととたんに体育の日は休業になっちゃうんだけど。で、今日は久しぶりにドッグランへ。（ドッグランまで車で行くのは、なんだか妙だけど）小型犬専用スペースで、うろうろ。デビューでは大はしゃぎだったのに、それ以降は、比較的落ち着いているうちの犬。今日も、少しずつ慣れていった。なんだか、いつも以上に同じ犬種が多かったんだよね。みんなミニチュアダックス。カニヘンサイズかと思いきや、並んでみると同じ位の大きさ。骨格はそれぞれ違うみたいで、結構細い子が多かったような。その中にとびきり小さい子がいて、多分まだ子犬。なんと名前が「まめ」らしいの。某若手俳優のペットが同じくミニチュアダックスで名前も同じと知って、へええーなんて感心してたけど、まさか同じ名前の犬と直接出会うとはねえ。知らない声が「まめ」って呼ぶから、うちのワンコは、そのたびにフリーズする。ぴたっと止まって、耳だけひくひく。ちょっといつもと違う感じ。わが家のワンコは、シェイデット・クリーム。でも、本などで見るシェイデットとちょっと違う。黒みがかったところはかなり消えて、微妙な色合いになってる。同じ色の毛並みのダックスとは出会ったことがない。ここのところ手入れがおろそかになっているので、かなり伸び放題になっている毛先がクリームになってきていて、つい先達ては、「お尻の毛が白くて面白～い」なんて妙にウケてしまった。同じ犬種の同名ワンコに出会うよりも、同じ毛色のワンコに出会う確率のほうがもしかして低いのかもしれないなあ。ドッグランを満喫したのか、帰宅後は、ひたすら昼寝に徹するまめだった。おやすみ。

  2006.10.09

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• 女子中学生好きな犬。

  なんだか眼が回って気持ちが悪い。横になっても治りそうにない。で、動いてみたらどうだろうと犬と散歩。またまた、例の屋上くさっぱら物件を見に行く。やっぱりおもしろい。涼しいつもりで出かけたのに、だんだん汗ばんで来る。まめも舌を出して暑そうだ。体調そのものが万全ではないらしく、いつもの予定をショートカット。家に近づくと、どうやらテストが終了したらしく、娘と同じ学校に通う生徒の集団と出会う。なぜだかまめは、娘と同じ制服を着た女子生徒を見ると、近寄ろう、近寄ろうとする。通り過ぎようものなら、うしろを振り向き振り向き歩くので、なかなか進めない。まめに気づき、「頭をなででもいいですか？」と声をかけてもらえることがよくあるけれど、これはもう、必ず後込みして私のうしろへ逃げてしまう。あんなに近寄りたがったくせに！男子生徒のことは全く眼中にないらしいので、なるべく男子生徒の近くを通りながらやり過ごす。結局、午後はずっと横になったまま。夕食の支度を始めるまで、ずっと寝ていた。娘は缶詰めなので、まめの散歩は1回でお仕舞い。明日は会議で外出の予定。ちゃんと出かけられるのかなあ。

  2006.10.03

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• 散歩の途中で。

  今日の犬の散歩コースは、行きつけの絵本屋さんまでの徒歩往復1時間コース。絵本屋さんでは、お茶を飲んだり情報交換をしたりで、このコースの本当の所要時間は2時間前後だ。よほど時間に余裕がないと選択できない。休業中だからこそ敢行できる。途中で、娘の同級生のお母様と出会う。いろんな活動をしていらして、なかなか頼もしい。カウンセラーのお仕事をなさっているからか、普段の会話でも心地よいグッドストロークが返ってくる。娘が大好きなおばさまの一人でもある。ちょうど連絡を取りたいと思っていたのだ。なんという偶然！不思議なことに、こんな偶然が割とよく起こるのだ。ここ数年かかわっている子育て支援関連施設のあたらしい企画準備のために、ぜひ、彼女の経験に基づいたアドバイスをと考えていたところ。まあ、いきなりそんな話はしないのだけれど。職場へ出勤途中というので、最寄り駅までご一緒する。どうせこちらは散歩中だし。本が読めず、細かい作業も出来ないので、犬の散歩ばかりしているなあ。家にいても掃除と洗濯を終えたらすることがないんだもの。ワーカホリックが休業すると、こんなふうに、とたんに手持ち無沙汰になってしまう。のんびり、のほほんの娘にならって、もう少しのんびりを楽しめるようになろう、かな。

  2006.09.29

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• 犬公園お友達名簿。

  夕方、同じ犬仲間が集まる時間に公園へ。「名簿を作ることにしたのだけれど、　まめちゃんもいかが？」みみちゃんのママに声をかけられる。なんだか懐かしい。娘の公園仲間でも名簿を作っていたっけ。それぞれのワンコの写真付きの名簿。みみちゃんのママが携帯電話のカメラで撮影したもの。さっそく、まめも……。それが全然カメラの方を向こうとしない。我が家で撮影しようとしても、いつもだめなんだ。「ごめんなさいね。　いつもカメラを避けるのよ」謝る。それでもみみちゃんのママは何度もまめに向けてシャッターを切る。「う～ん、もっとかわいいはずだ」「これはどう？　本当はもっとかわいいのに」見かねて、じゅんちゃんのママが手助け。まめの注意をカメラに向けさせようとしてくださる。「こりゃあ、だっこしかないかしら？」「我が家のストックを提供しましょうか」とあきらめかけたとたん、まあまあな写真が撮れた。ショードッグの偉さがよくわかる。あのくらいきちんと出来るようになるには、どういうしつけをすればいいんだろう？犬の幼稚園にでも通うのかな？人間の子どもの幼稚園費用の十倍ぐらいかかるけど。やっぱりデジカメ持参で散歩に出かけた方がいいのかな。

  2006.09.29

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• 犬と歩けば、サプライズに出会う。

  犬との散歩の楽しみのひとつに、おうちウオッチングがある。今日は、いつもと趣向を変えて、先日夜に夫と発見したリゾートホテル並みの大邸宅の探索。といっても、明るいうちに見ておいてそのたたずまいをじっくりと観察するだけだけれど。ちょうどいったん坂をおりて、再び上り坂になるところにある。住宅街といっても、この先はさらに大きなもしくは設計・施工にかなり手間をかけたと思われる素敵な豪邸が続く予感を感じさせる辺り。なるほど、本当にリゾートホテルさながらのたたずまい。なんだか志賀高原に行きたくなった。でも、表札を見ると普通のお宅で、3つの苗字が並んでいる。そんなことよりも、今日のトピックは、その大邸宅の手前で発見した集合住宅。建物自体も明らかに建築家の手によるものとわかるデザイン。手前が駐車場なので、かなり目立つ。極めつけは屋上に雑草も含め、たくさんの植物が生えていること。柵も何にもなし。まるで藤森照信さんの“タンポポハウス”。思わず、娘の学校の校長先生のお好きな言葉、「surprise!」と叫んでしまいそう。わざわざくだんの大邸宅の裏を一回りして、もう一度前を通って観察してしまったよ。デジカメを持って行けばよかった。この辺りは、いろんな要素が入り交じっている。小さな工場や倉庫、ワンルームマンションなどが立ち並ぶいわゆる準工業地域と建物の高さ制限が特に厳しい住宅地域。その合間を縫うように、商店街や公共施設が点在。しかも、それなりに標高差のある坂の多い地域。公園も多い。一筋違うだけで、雰囲気が一変する。その変化が楽しい。ま、それにつきあわされている犬の方は、一心に駆けているだけで、建物になんか目もくれないのだけれど。

  2006.09.28

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• 犬公園。

  近所に散歩中の犬が必ず立ち寄る通称「犬公園」がある。まめがわが家にやってくる前から娘が頻繁に顔を出してわが家のことを売り込んでいた。おかげで、散歩デビューから顔見知りがいっぱい。犬との暮らしにおける諸先輩がたから、実にいろんなことを教えていただいている。ただし、みんなが集まる時間帯が決まっていて、こちらの散歩スケジュールが合わないときには「犬公園」は閑散としており、誰にも会うことが出来ない。春ごろからあれこれ忙しく、「犬公園」にも立ち寄ることがほとんど出来なかった。たまに立ち寄ることが出来ても、まめのほうが気後れするのか人はおろか他の犬にさえも近寄れなくなってしまった。もともと男性、それもおじさんが苦手で、小さな子どもに対しては足音や声が聞こえただけで逃げてしまう憶病者。通りすがりに声をかけてくださる方は老若男女問わず多いのだが、ほとんど逃げ腰状態の情けなさ。それが、相手がうら若き女性の場合には事情が違ってくる。朝、友人が娘を迎えに来たときには、一目散に玄関へ駆けていき、しっぽをぶんぶん振って大歓迎。他の訪問者への対応とは180°違う。散歩中も、娘と同じ学校の女生徒と遭遇するとわざわざ近寄っていこうとさえする。手術をしたとはいえ、まめは女の子。同類とみなして親しみを感じるのか？私が眼病で仕事を休んでいるため、ここ数日は「犬公園」で顔なじみの犬と旧交をあたためる日々。なかなか同じ犬種とは出会えないけれど、同じような月齢の犬たちとじゃれあえるくらいには場慣れしてきた。散歩の時に誰かに声をかけられるたび逆方向に逃げようとするのは相変わらずだけれど。そういえば、まめの早朝目覚ましが休業に入って久しい。おかげで、本物の目覚まし時計が鳴る直前にお目覚めという当たり前の朝を過ごしている。

  2006.09.21

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• 長い一日だった……？

  珍しく、まめに早朝起こされた。うんち。暴れて、あちこち汚れそうだったのでケージを開けた。もちろん、寝室へ直行。何を思ったのか、夫が起きた。どうやら、最近の運動不足解消のため、早朝散歩と決めたらしい。二度寝して起きたら、台所に朝食の支度がしてあり、居間で仕事中。「お手伝いもせず、申し訳ないことで」と挨拶すると、「とんでもない。　どうぞごゆっくり」と、ハイペースで仕事を続ける夫。ここまではよかったんだけれど、「ねえ、忙しい？」ときたもんだ。やな予感。「文章の校正して欲しいんだけど」やっぱり。プリントアウトじゃなく、データときた。君は、理解しておるのかね？今の私の眼の状態を。ちかちかするのを我慢して、それぞれ画面サイズの違う原稿データをチェック。「ねえ、ばっさり切ってもいい？」「お願い」ちぇっ、はしょりやがって。ジャンルは違うが、同じ出版畑。特殊な楽譜を扱っているのは理解するけど、だからって、普通の読者投稿をこっちに投げるのはどうなんだ？お昼前に出かけて、夜10時過ぎに帰宅した夫。「早朝の○○（ご近所の花見の名所）ってさあ……」「犬の散歩だらけなんでしょ？」「そうなんだよ」早朝1時間犬の散歩。夕方の散歩は、私の役目。充分な散歩ですっかり満足なまめ。今日は大人しくケージでお休み。「それにしても長い一日だったなあ。　もっとも、間が持てなくて仕事しちゃっただけだけど」築地の河岸の取材をした夜にスキーに出かけるよりは、ずっとましなんじゃない？（そういうおバカなことをするのが私）「まあね」それにしても、犬の時間感覚はどういうふうになっているんだろう？細切れの眠りに、適当な運動。家人がちょっと動いただけで起きてしまうんだよね。それでいて、起き続けている時間は人間ほどには長くない。猫の時間感覚もかなり不思議だけれど、犬も負けてないと思う。

  2006.08.29

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• 転地療法？

  旅行が効を奏したのか、早朝目覚まし時計は、本格的に休業体勢に入ったらしい。旅行先でも、うんちをして騒ぎ、取り除いてもらうと静かになった以外、特に騒いで人を起こすようなことは無かった。転地療法ってやつなのか？今日は、夕方私が帰宅したのと入れ替わりに娘が散歩へ。さらに食事のあと、夫が連れ出した。涼しいところへ戻ってきたら、急に運動量が減少してしまったけれど、暑いところで充分な運動を続けたおかげかからだが引き締まっていい感じ。１人でビールをがぶ飲みしている夫のおなかがやけに目立つ。まめはいい感じだけれど、私はとうとうブツブツが出来て、昨日から外出時には長袖着用となった。涼しくてさわやかなところで転地療養したい。

  2006.08.19

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• 昇れるけど、降りられない……。

  朝晩の涼しさで、なんとかしのぐ山陰の夏。部屋の両脇が廊下で開放的な造りなのも、風が通っていい感じ。だが、今年は異常に暑い。例年なら午前7時過ぎでも朝のお散歩に出かけられる気温なのに、今年は7時になると、もうお日さまが頑張っている。神棚のある2階が私たち夫婦の寝室。いい風が通るので寝心地快適。6時過ぎには目が覚めて、なんとなくごろごろ。この、ごろごろしているのが気持ちいい。そこに、今年はまめの襲撃！昨年は階段を昇れなかったのに今年は軽く昇れるようになってしまった。階下で休んでいる母がケージから出してくれるのだが、出たあとは、2階へ一目散、らしい。ところが、急な傾斜で降りられない。寝たふりをして相手にしないと「降りられません、降ろしてくださ～い」とばかりにひんひん鳴き出す。では、降ろしてやろうか、と起き出すと、今度は「遊んで～」とばかりに駆け回る。2階に誰もいないときは、階段の昇り口に衝立てを置くことになった。このほかにも海に面した裏座敷への廊下の入り口にも使わない引き戸をバリケード代わりに置くなど、家の中はすっかりまめ対策が施されることに。「なんだかまめに振り回されてる感じ」と母が呆れる。ドッグランは、かなり気に入ったらしいが、日よけがないので、ひとしきり駆け回ると塀沿いの日陰で横倒し。足を塀につけて冷やしている。その格好を見て、思わず笑ってしまう。湧き水を手ですくってやると美味しそうに飲む。日中は暑さのために息遣いも荒く、水を飲む量が格段に増えた。井戸水を水道水に利用しているので、冷たくて美味しいのが救いだ。車で5分ほどのところにある「道の駅」へ野菜と魚の買い出し。半農半漁の町なので、観光客向けに取れたての野菜と魚を売っている。地元の人もよく知っていて、開店前から列ができる。もう、ハウスものの二十世紀梨を試食販売していた。肉圧のパプリカや見事な大きさのすいかなどを購入。わが家の近所でも、この地域で採れたすいかを売っているけど、値段は倍以上だ。冷蔵庫に入り切らない大きさなので、井戸水で冷やす。魚のほうはと言えば、日本海名物シロイカが目玉。開店と同時に誰もがシロイカ目指して進んでいく。大振りで値段の高いものから売れていくのだ。それでも、鮮度、味、値段ともに、地元のスーパーとは比べ物にならないほどお得。ブリやハマチ、鯛など、東京じゃ信じられない安さ。中でも、ブランド化している天然ものの岩ガキにはその大きさに驚かされる。こちらはお値段も高いけれど、一口ではほおばりきれない大きさと、ミルキーな美味しさには代え難い。ということで、滞在中の晩ご飯メニューを考えつつ、今日のおかずはのどぐろの煮付けに決定。これも日本海名物。あとはかんぱちのお刺身。明日、大食漢の妹が到着するから、そのときには、いろいろ取り揃えようということに。夕方は、これが本来の目的であるお墓参り。まめももちろん一緒。ドッグランに、海水浴、階段昇りにお墓参り。暑さはどうしようもないけれど、まめにとっては、いつになくワイルドな日々。もっとも、せっかくの山海の珍味は、ほとんどまめの食卓にはのぼらないのが、ちょっとだけかわいそうだけれど。

  2006.08.13

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• 海辺の休日スタート。

  わが家のまめは、宮崎から飛行機でやって来た。生後2カ月。たった１匹で、さぞや心細かっただろう。そして半月も立たないうちに、今度は家族旅行で再び飛行機に乗る。このときは、うんちまみれになっていた。引き取るや、係員さんに山ほどお手拭きをいただいて、まめとキャリーボックスをきれいにするのが大変だった。その後も、家族旅行のたびに飛行機。回を重ねるごとに慣れてきたのか、たいしたトラブルもなく過ごしてきたのだが、今回は、なぜだかぶるぶると震えていた。怖かったのか？それとも上空は寒かったのだろうか？ふと思い返してみると、そうか、1年ぶりだったんだなあ。きっと怖かったんだよ。到着したところは、冬は雪が積もって寒いのに、夏は何もやる気がなくなるくらいに暑い山陰。目の前が海ということだけが取り柄。今年のトピックは何と言っても、かつて病院だったところを壊して出来た300坪近くの空き地が、まめ専用のドッグランになったこと。っていうか、長細い土地なのでテニスコートにしたかったのに幅が足りず、仕方なく。真ん中には湧き水。喉をうるおすには絶好の井戸水だぜい。なあんてぜいたく！ともかく空港からレンタカーで目的地へ向かう。エアコンが効いているので、まずは外の暑さは考えずに……。この日の気温はもちろん30度を遥かに超えていた。滞在先にエアコンはない。かつてはあったのだけれど、年に数日しか滞在しなくなって久しく、おまけに古い日本家屋なのでかつてのような全館冷暖房完備なんてぜいたくは許されず、海風と山風だけが頼り。まめのからだも心配だけれど、私自身の肌も直射日光と汗に弱い。ブツブツが出来ないといいんだけれど……。まずは到着して荷をほどき、娘がまめを海へ連れていく。昨年、はじめて海へ連れていったら、いきなり飛び込んで泳いだ。もちろん見事な犬かきで。「上がってきたとき、なんとなく気取った感じでね。　足取りも気取ってたの」今年はどうか。去年よりも泳ぎが洗練されてたよ。はあ、犬かきも洗練されていくのか？まずはともあれ、暑くなったら海へということで。ここの海は、私と妹が子どもの頃、一日中浸かっていた思い出の海。今でも、地元のお子さまたちが泳いでいる。娘は泳がないけれど、代わりにまめが泳ぐ。ドッグランは、明日、試してみよう。こうして夏の家族旅行がスタートした。

  2006.08.12

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• 早朝目覚まし、娘の添い寝も効果なし。

  わが家で唯一まめ時計の被害にあわずに済んでいるのが居間と部屋を隔てる分厚い壁に守られている娘。一度、まめのケージのそばで寝てみたら？なんて冗談のつもりで言ってたのだが、お風呂から上がってびっくり、なんと、ケージの隣に布団を持ち込み、寝る体勢に入っていた。ここのところ、まめ時計は朝方なき始めるや夫に「うるさいよ」と一喝されては黙り、を何度か繰り返している。娘の添い寝（？）の効果や、いかに……。夫が起きてみると、すでに娘の姿はなかったらしい。確認してみると、自分の部屋のベッドで寝ている。「なんだよ、途中で放棄したのかよ」ぶつぶつ言いながら、夫はご出勤。「いきなりものすごい声で吠えるんだもの、　びっくりして、寝る場所変えちゃった」これは娘からの報告。もしや、新聞屋さんに吠えたのか？でも、夫も私もその「いきなりものすごい声」は聞いていないぞ。こっちが慣れてしまったのか？それはそれで問題があるような。いずれにしても、相変わらず謎の多いまめ時計ではある。旅行先では、どうだろうか？

  2006.08.11

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• わが家の最新ワンコ散歩事情。

  巷には、飼い主が起きてから活動を始めるという大変有り難いワンコがいるという。う、うらやましい……。と、夫なら悶絶するだろうね。今朝は7時前に騒がれ、私がケージを開けて、まめは夫の元へ一目散。休暇前で、なんとか仕事をひと段落させたい夫は珍しく直ぐに起きてさっさと出かけていきましたとさ。台風のおかげで気温が低めだったので、夕方、気を楽にして散歩に出かけた。みんな思いは同じだったらしく、いろんなワンコに出会った。最近のわが家のご近所情報トピックは、カニヘンサイズの親子を連れ、ベビーカーを押しながらの総勢4名（？）のグループさま。同じダックスなのに、子犬かと間違うほどのサイズ。で驚くのは夫。日頃、ほとんど犬情報にアンテナが立っていないタイプ。すっかり顔なじみになっているのが娘。2匹の名前も性別もしっかりと事情聴取済み。さすが、おばさまがたの井戸端会議に出席しても全く違和感を感じさせない若年寄りタイプ。本人いわく「わたし、100歳だから」。年齢詐称かよ。本日初めてお目もじした私。行動においては唯我独尊を行くタイプ。事前リサーチは万全。ちっちゃいワンコはかわいい。でも、本来猫派のはしくれなので、全国的に有名なご近所のお寺の境内で数匹の猫に出会ったことのほうに喜びを感じる。猫も、雨上がりと涼しさを満喫してたのかな。まめの散歩を済ませたかどうか、いつもカエルコールで確認するくせに、さすがに今日は、確認しなかった夫。明日は、何時にまめ時計が始動するのだろうか。

  2006.08.09

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• 夫、うなだれる……。

  毎月恒例の出張先から帰宅した夫。娘に尋ねる。ねえ、僕がいない間、まめは朝騒がない？うん。がっくりとうなだれる夫。出張先でも、4時半に目が覚めちゃうんだ。早朝ウオーキングするつもりで、6時に目覚ましをセットしてるのにね。で、結局二度寝するから、ウオーキングは出来ず仕舞い。そう、実は、全くその通りなのだ。まめは、夫がいないと私たちが起きるまで静かなのだ。夫がいると、早朝騒ぐのだ。なぜ？早朝目覚ましは、夫の在、不在で勝手に営業する。

  2006.08.07

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• 早朝目覚まし収束。

  あれほど私たちを悩ませたまめの早朝目覚まし行為がぴたりと止んだ。一度だけ午前5時位から騒ぎ始めたかな。でも、うんちだったので、始末してあげたら、静かになった。これはうんちをちゃんとトイレシートで出来るようになって以来の彼女の癖みたいなもので、昼間、私が家で仕事をしているときには、ざわざわ知らせにくることもある。夫によると「午前6時くらいなら許す」とのこと。まさに目覚まし時計代わりということか。始発便で出張というときには、6時では遅すぎるので、役に立ってるとは言い難い。夜、就寝時間が近づくと、そわそわと人の顔色を伺うのは、やめてもらいたい。「ねえ、１人で寝なきゃダメなの？」って、うるうる見つめないでくれ。これは、夫の弁。まめに対しては甘いからね。新しいハーネスを購入、装着したら、気になるらしく、ときどき胸に当たる部分をかじろうとするんだ。かじろうとすると首が締まることもあるので、ますます意地になる。逆効果なのにって思うけど、どうやって解らせればいいのかな。そのうち慣れるんだろうか。昨日は昼間忙しかったので、夜、川沿いをぶらぶら散歩。帰宅したら娘がうたた寝していたので、これじゃあ留守番になってないと、呆れた。今日はちょっとだけ気温が低めだったので、夫と一緒に近くのお寺まで散歩に行ったらしい。これは、長めのお散歩バージョン。散歩時間も充分っていうあたりも、目覚まし収束のポイントなのか？そうそう、家の外を誰かが歩いていてまめがうるさいとき、「しぃーっ」って言うと、やっぱり静かになるんだ。人間と同じね。これからも使えそう。

  2006.07.29

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• 梅雨の晴れ間の散歩では、懐かしい地域の顔に出会う。

  ようやく晴れたけれど、晴れたら晴れたで暑いなあ。夏だから仕方がないけれど、犬の散歩には辛い季節。必然的に早朝か夕方もしくは夜に散歩に出かけることになるよね。夏休み初日、塾や学校見学会などで早起き生活を余儀なくされている娘が、いきなり「これから散歩に行ってくるね～」と早朝の犬の散歩に出かけていった。お、こりゃあ大雨でも降るかな？って、レインコート装着で、雨の中の散歩だった……。帰宅するなり、浴室へ。まめと一緒にシャワーを浴びたらしい。雨上がりでも路面が濡れているから、短足族はお腹が濡れちゃうので、帰宅後にはいつもよりも入念に洗わないとダメ。レインコートもお腹を覆うデザインではないので、同じことだ。この日、娘は「朝から散歩に出かけたので眠い！」と一日中文句を言っていたらしい。文句言うなら、無理して出かけなくてもいいのに。昨日は、夕方塾から帰ってくるなり、「まめ連れて来て。　みんな待ってるから散歩に行ってくる」とあわただしい。近所の犬好きが集まる公園を通りがかったら、知り合いが全員集まっていて、久しぶりにまめの顔を見せて欲しいと請われたらしい。「みんな来てたよ～。　むぎちゃんとクリフでしょ、　“貧相なヤギ”とその他大勢でしょ、　あとさくらに、ちなちゃんに、　それから……」子犬時代から仲良くしているむぎちゃんとクリフとは、かつてほどの激しさはないものの、じゃれあって旧交を温めたらしい。「カニヘンサイズの見かけは若いけど、お年寄りの子がいて、　まめに、親しげにすり寄ってたよ。　ダックス同士、気になるのかな」いやいや、それはダックス同士だからじゃなくてどこか気が合うってこてじゃないかしら？何十年ぶりかで犬を飼い始めて、改めて、人間と同じくらいにいろんな性格の犬がいるなあと痛感している。仲良しのむぎちゃんは、真っ白な柴犬。犬なのに犬嫌いで、まめに出会うまで、公園でも隅っこのほうで小さくなっていたそう。犬同士じゃれるなんて、考えられなかったらしいけど、まめと出会ってからは、ひとしきりじゃれあうようになった。トイプードルのクリフは、まめとほぼ同年齢。ずっとテディベア・カットだったのが、最近プードル・カットに変えた。娘によると「普通になっちゃって、つまらない」。いつもくたッとした感じで伏せをする。まるでお風呂マットみたいだ。もちろん、かつてはかなり激しくまめとじゃれていたが、最近は徐々に静かになって来た。他にもじゃれあう友達が何匹かいて、はじめの頃は、かなり面喰らった。唸りもせず、吠えもせず、ひたすら激しくじゃれあう。中にはこっそり噛むようになった子もいて、そこは飼い主さんが、しっかり監視して、ときに叱責したり、2匹を引き離したり。それが、だんだんおとなしめのじゃれあい方になり、こちらの都合で公園に立ち寄ることも出来なくなって、ここ数カ月は、すっかりご無沙汰。公園に立ち寄って嬉しいのは、まめだけじゃない。ここに集まる人たちは地元の顔役だったりするので、情報がものすごいのだ。娘なんかは、そんな情報通にかわいがられて、すっかり顔が広くなってしまった。学校で行なわれた地域ぐるみの避難訓練では、参加した地域の人の多くが犬仲間で、誰よりも娘自身が驚いていたくらいだ。たまに私がまめを連れて公園に寄ると、誰もが娘の顔が見たいとおっしゃってくださる。おばさんやおじさんの井戸端会議に違和感なく溶け込めるので、相当可愛がっていただいているのがわかる。子どもと暮らしていると、地域に知り合いが増えて、地域で暮らすということを意識し始めるようになるけど、犬と暮らし始めても同じだ。というか、もしかしたら犬と暮らしているほうが、地元の情報通や顔役とつながりが出来る機会が多いかもしれない。最近では、犬の散歩を兼ねた地域パトロールも普及している。たまに隣の小学校区で、「わんわんパトロール」と書かれたバンダナを着けた犬に出会うけれど、地元では行なわれていない。わが家も、いつか機会があったら参加したいと考えているけれど、そういう理由で、なかなか機会に恵まれない。梅雨が明けると、夕方の散歩で川面を渡る風に吹かれるのが心地よい季節。私自身も夏休みモードも入るので、また、公園に出かけてみようかな。

  2006.07.26

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• 育児も犬育ても同じことさ。

  たまたま参加した小児科医の保護者向けセミナー。特別講演の講師が、大好きな老小児科医だったので、申し込んでいたもの。いつも、子どもへの優しいまなざしを感じ、含蓄のあるお言葉に、いちいちうなずいてしまう。今日も同じだった。子どもは発達途中なので、おとなのミニチュアなどではない。その年齢の子どもに見合った発達を遂げているから、日々変化していく。60年近い診療活動を振り返ってみれば、「その年齢に見合った発達を遂げている　子どもらしい子どもこそが、　その後に、世の中で踏ん張っている　いわゆる“立派な”おとなに成長している」のだと、おっしゃる。1歳、2歳の子どもが、診察室で素直に言われた通りに口をあけるなんてことはまずあり得ない。「それがその年齢の子どもの、子どもらしさ」それが3歳になると、自分自身のこともよくわかるようになり、ようやく「話せばわかる」おとなの仲間入りが出来るようになっていく。「みなさんの、一番古い記憶は何歳頃の記憶ですか？」会場に向かって質問をすると、ほぼ100％近くが3歳か4歳と答える。「すでに大学の講議などで数万人単位で尋ねていますが、　すべて同じ結果です」脳の発達が、この年齢になるとおとなのほぼ8割がた完成しているからなのだそう。（私は、1歳半頃からの記憶があるけれど、それはとっても稀）この日、私にとって一番ウケタのは、騒ぐ子どもと、それへの母親の対処の仕方。大声で騒ぐ子どもに向かって、大きな声で諌めると、いっこうに収まらない。それが耳元で「静かにしてね」と囁くと、とたんに静かになる。だから、親のやり方で子どもが大人しくしていられるかどうかが決まる。かねてより、育児と犬育てはほぼ同じと感じている私、もしやと思いつつ、躊躇していた諌め方を、このように裏づけをいただいたことで早速実行いたしました！まめが騒ぎはじめるや否や、「しぃーっ！」と諌める。……。ぴたりと止まって、その後は騒がない。夫は小声で「うるさい！」って言ってたけれど、それでは止まらなかったんだ。これからは「しぃーっ！」と一言で。ま、たまたまだったかもしれないけれど、久しぶりに静かな夜がわが家に訪れた。

  2006.07.22

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• 結局何も変わらない。

  夫が寝ようとすると、騒ぐ。ようやく寝たと思ったら、騒ぐ。「うるさいよ」と諌めても、騒ぐ。何をしても、しばらくすると騒ぐ。ここ数日のわが家のドタバタ状況を察しているのか、夜になるとまめが騒ぐ。夫の寝かし付けも、諌める言葉も何も効を奏しない。という訳で、そばでじっと様子を伺っている私が寝不足のまま、日常生活を営むことに。悪天候が続くから、遠出の散歩で疲れさせることも充分に出来ないし、結局、何も変わっていないような気がする。と、ここで気がついた。夫の母が亡くなってから、私の夜更かしが中断している。これも夜中に騒ぐ原因のひとつかも。それが理由ではないけれど、夜中にひっそりと更新記事を書く。私が寝室に入ったとき、ここ数日の夜中の騒ぎに、ひとつの決着がつくのかも。

  2006.07.21

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• 目覚まし予防は寝かし付け？

  ようやく、夫在宅時の早朝目覚ましが常識的な時間に発動するようになって来た。3日前はひどかった。発動したのは、なんと午前2時過ぎ。どうしても許せなくて、寝室に飛び込んだまめを私が抱き上げてケージに入れに行く。で、私が横になってしばらくすると、騒ぎ始める。「ここを我慢しないと、だめなんだからね」と夫に釘を刺す、がむくりと起き上がる夫。なんとなく静かになったと思ったら、猛烈な睡魔が……。明くる朝、目が覚めて時計を見たら7時。おお、まめが静かだ。まだ寝ているのか？確かに寝ていたようだ。のびをしている。夫はあれからまめを寝かし付けてから寝たのだそうだ。娘が小さかったとき、確かに寝かし付けるのは夫の役目だった。でも、あのときは絵本をひたすら読んで、ようやく寝かせることに成功していたはず。今度は犬。どうやって寝かし付けたのか？昨晩は、抱き上げてケージに入れてやり、頭を撫でて「よしよし、ちゃんと寝るんだぞ」と声をかけていた。「最愛のお父さんにだっこされてよかったね～」と、わざと声をかける私。しばらく頭を撫でて、灯りを消し、寝室へ。ふ～ん、それで寝かし付けたことになるのか。わが子よりも簡単。それで朝まで寝てくれるなら、最高だ。しかし、何故いきなり早朝目覚ましになったのか、その原因が、未だに不明。でも、寝てくれるなら、お互いに幸せなことだ。敢えて突き止めようとするのは止めておこう。いつまで続くかなあ。

  2006.07.19

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• 早朝目覚まし。エネルギー源は夫。

  「明日は飛行機に乗るから、　5時半に起こしてくれるかな……」出張から戻った夫がまめに向かい、そうお願いして床に就いた。今朝、まめが騒いだのは5時前のことだった……。これで決まりだね。まめが騒ぐのは、夫がいるから。夫がいれば、騒げばケージから出してくれると思っているのだ。おかげで今日は一日中眠かった。夫もさぞかし眠かったことだろう。飛行機は寝過ごす心配ないからいいけれど。無事に仕事を全う出来たかな。夫がまめの吠える声で起こされずに朝を迎えられるのはいつのことになるのか。今夜はいいけれど、明後日はまた起こされるのかしら？

  2006.07.11

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• 早朝目覚まし休業更新中。

  珍しく、出張先の夫から電話。そう言えば、今朝は朝刊が投げ込まれるや否や、「ううっ」と短くうなったものの、すぐに静かになったまめ。日曜ということもあって、こちらものんびりと寝かせていただき、寝室を出たのは9時半過ぎだった。「君が出かけてからずっと、朝は静かだよ」と夫に言ってみる。「うそだろ？！」と叫ぶ夫。「今朝だって、ちょっとだけうなって、　直に静かになったのよ」「僕がいるから、騒ぐ訳？」そうそう、そうらしいの。ちょっと反省気味に「騒げば、僕が出してくれると思ってるのか」と電話の向こうでうなだれている。「だから、今度から、君もちょっとだけ我慢してみれば」「わかった」分厚い壁で守られている娘は、そんな会話のそばでも、知らんぷり。そ知らぬ顔で、本を読んでいる。明日帰宅しても、明後日は始発便で別の出張先へ飛ぶ夫。まめの“調教”はずっと先になりそうだね。

  2006.07.09

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• 早朝目覚まし、いきなり休業中。

  朝目覚めて、枕元の時計を見る。午前6時45分……。予想通りの展開だ。寝床でごろごろして過ごす。静かだ。早朝目覚ましは休業体制に入ったらしい。夫がいない朝、まめも朝寝坊？“古女房”じゃあるまいし……。いつまで経っても誰も騒がないから、合唱団の練習に出かける予定だった娘も寝坊。これは本人の問題。「目覚ましかけといたんだけどなあ」そりゃ、自覚が足りんよ。週明け、夫が帰ってきたらどうなるか。すべてはそこで明らかになる、のか？週末だし、のんびり出来ていいんだけれど、出張先では早寝早起きの夫にはなんだか申し訳ない感じ。

  2006.07.08

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• 早朝目覚まし、続行中。

  まめ時計のおかげでW杯観戦出来ているわが家。テレビを見ながら、夫がぶつぶつ言っている。「そうかあ、日の出は午前4時34分かあ」それが何か？「日の出とともに目が覚める。　こいつも一応動物だから、さ」それって、まめも野生の勘で生活しているということ？でも、たまに「ウンチしました」っていう報告だったりするし、今朝は私があの時間にトイレに行かなければ恐らく騒がなかったと思うし。まめのケージの置いてある居間と娘の部屋との間の壁が異常に分厚く出来ているので、娘は、この早朝の騒ぎには一切参加せずに済んでいる。眠ることに異常な執着心を抱いているから、騒ぎに巻き込まれたら、まめに猿ぐつわでもつけかねない。そういう意味では、平和だ。問題は、夫が居るときに限ってまめが早朝に騒ぐこと。夫は甘いからなあ。私は絶対に寝室から出ていかないもん。（トイレは別）まめが騒いで寝室に飛び込んだあと、再び眠りについたら、鼻先に冷たいものを感じて目が覚めた。枕元にまめの顔。私の鼻に触ったのはまめの鼻だった。珍しいね、舐めずに静かに寝ているのって。ああ、でも、そういう目覚め方はしたくないんだよなあ。今日から夫は出張。再び静かな夜明けが訪れる、のかな。夫には悪いけど。

  2006.07.07

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• まめ時計。お前は目覚ましか！

  このところ、未明と表現してもよいような時間に、まめに起こされる。散歩は欠かしていないし、暑くて眠れないような気候でもないのに……。起こされると言っても、大抵は子犬が母犬に甘えるような声。それが、今朝は違った。「悪いやつが来てますよ！　起きてください！　起きて～！」まるで警報みたいな吠え方。犬には時間の概念がないと言われるけれど、それなりに時間帯を気にしているのか、多少遠慮がちな吠え方ではあるが。そうだ！　W杯！がばりと起き上がって、テレビをつける。イタリア-ドイツ戦が始まったばかり。玄関に行くと、朝刊が届いている。先ほど吠えた原因は、これか。明日の朝は、フランス-ポルトガル戦か。まめを目覚まし代わりにして、新聞屋さんにお願いの電話をするのは、明日の昼にしよう。そう言えば、10数年前、bebeちゃん時計と呼ばれた子がいたっけ。

  2006.07.05

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• 可愛い見守り、ありがとう。

  飼い主が多忙だと、しわ寄せが行って迷惑なのはすべて犬のほう。それなのに……。このところ、関わっている複数の案件が、かなり重大な局面に差し掛かっている。こんなときは状況も日々激しく変わるので、下手に身動きも取れない。それでいて、次々に判断を下していかなくてはならないことも多々あって、頭の中は非常に目まぐるしい。そんなときの私は、傍目には静かだ。もちろん締め切りが迫っているものもあるので、作業のためにPCに向かう時間が次第に長くなる。外出の用事は極力一日にまとめてフル稼動。出かけているか、PCにしがみつきっぱなしかのいずれか。私がPCや電話にしがみついているとき、まめは、所在なさげにごろごろと寝ている。相手にしてもらえないのは先刻ご承知。でも、夕方には散歩に連れて行ってもらえるのを知っているから、じっと我慢出来るんだろう。怒濤のような10日間ほどを過ごし、なんとかひと段落。ぼおっと座っていたら、「く～っ」と、まめの声。ふと見れば、おもちゃをくわえて、投げてもらうのを待っている。私がひと山越えたのを知っているかのよう。そう言えば、私があれこれ逡巡している間、まめがそばに座って、黙って見上げていることがあったっけ。そんなまめに向かって、「大丈夫、大丈夫」と知らず知らずのうちに声をかけていたっけね。もしかして、ずっと気づかっていてくれたのだろうか？そんなに険しい表情をしていたのかしら……。いつもこちらを見つめているのは感じている。見つめているだけじゃなく、様子を見守っていてくれていたのか。ありがとう。夏休みには、海辺に出来た専用ドッグランに連れて行ってあげるからね。ミニチュアダックス1匹だけじゃもったいないくらいの広さだぞ。海でも泳げるね。楽しみだね。ああ、言葉が通じたら、どんなによいだろう。

  2006.07.02

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• “いつも”と違っちゃダメ！らしい。

  まめがわが家へやって来たのは1年半前。クリスマスイルミネーションが美しい頃だった。到着の翌日、留守番は無理と判断して、打ち合わせをわが家で。生まれてこの方一度も犬に触ったことがない！というYさんが、子犬だからというので、おそるおそる膝に乗せてくれた。その次の日は、カゴに入れて某所の会議へ出席。犬好きの集まりと見え、犬を見せようものなら会議中断となりそうだったので、終了するまでカゴは閉じたまま。とても大人しく過ごしてくれた。さらに次の日、取材中に体調がどんどん悪くなり、車で自宅まで送り届けてもらう始末。翌日はリビングに布団を敷いて、まめと一緒に過ごした。そうやって初めの1週間は、なんとかやり過ごせたのだが、いつまでもそうはいかず、いきなり朝から夕方まで留守番を強いることになった。帰宅すると、何だか元気がない。食欲もないらしく、ほとんど食べない。ぐったりしていて、夫が思わず「どこか具合悪いんじゃないの？」と言ったほど。ところが翌日、すべては杞憂に終わった。何事もなかったように、元気そのもの。「ものすごく寂しがりやさんで甘えん坊なんですよ」と、ダックス飼い主歴十数年という知人が教えてくれた。「だから、いきなり長時間の留守番は禁物です」そうだったのか……。昨日、朝から何度も吐き、食欲もなかったので何となく気にしていたが、散歩に行くとわかると元気にしっぽを振ってリードをつけさせてくれたので、なんとなく安心して散歩に出かけた。途中、塾帰りの娘に出会ったときも、大変な騒ぎでこれで家に帰れば、ちゃんとご飯が食べられるだろうとタカを括っていた。しかし、夫が帰って来たのに、まったくはしゃがない。夕飯もしっかり食べたし、大丈夫だと思っていたのに、しっぽを振ることもなく、ごろんと横倒しになったまま。鬱陶しいくらいの、あの元気はどこへいったんだ？「あっさりしているまめなんて、　まめらしくなくてつまらないなあ」と、夫。私が入浴中に、事態は一変していた。夫と楽しげにじゃれあっている。なんだなんだ、この違いは。「僕が帰って来たとき、ちゃんと挨拶しなかったから、　少し拗ねてたみたいだよ」確かに、静かに家に入って来て、誰も、いつもみたいに「おかえり！」を言わなかった。というより、いきなり夫が話し掛けるものだから、言いそびれてしまったのだ。犬って、案外“いつもどおり”を大事にしているんだな。もちろん、体調が本調子ではなく、確かに元気もでなかったんだろうけれど、意外なことで拗ねてしまうもんなんだね。寝る前、名残惜しそうに夫にじゃれついていたが、ケージに入れられてしまうと大人しくなった。もちろん、今朝はいつもどおり。元気にケージから飛び出して、夫の寝床にまっしぐら。

  2006.06.29

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• 最近散歩事情に異変。

  どういうわけか、トイレマナーはとてもよい。トイレシートを置いておけば、そこで用を足す。わが家に来てから、ほどなくトイレット・トレーニングは終了したかに見えた。が、わざわざ前置きするくらいだから、さにあらず。という話しは、前にも書いたような気が……。外出先で用を足さなくなって久しい。あるとき、散歩先からわが家目指して一目散に駆け出した。ゼーゼーいいながら付き合って私も走った。わが家のあるマンションの入り口付近で耐えきれず、おしっこ。そうかあ、自分のトイレを目指して走ってたんだね。偉いぞ！この日以来、出先で用を足すことはなかった。にもかかわらず、ここ二日ほど、家を出て数十ｍ以内で用を足す。出がけで用を足されちゃ、こちらの計画が狂っちゃうよ。たいてい、銀行回りなどの用事とセットで出かけるからさ。おとといは、まさに銀行回りを兼ねていたので、ちょっとだけ遠回りして直ぐに家へ取って返し、まめをケージに入れて、単身で出かけた。今日は、諦めてそのままゲラの届け先へ直行。その建物の隣にある公園の入り口にまめを繋ぎ、お持ち帰り荷物を木陰に隠した。往復で小一時間かかる距離。で、さらにわが家を通り越して、往復30分のところにある次なる届け先へ。建物の入り口付近にまめを繋いでおいたら、なんと学童保育帰りの小学生に囲まれてしまっていた！実は、子どもが苦手なんだよね。門柱脇の花台の下に避難していた。お持ち帰り品は増えることはなかったけれど、私ってば、2時間近く持ち歩いていたことになるじゃないの！（途中、打ち合わせなどで木陰や物陰に隠しておいたけど）もしかしたら、運動不足なのかなあ。あ、でも、今日なんてかなりハードな距離を歩いたから、帰宅後はくたびれ果てて、ずっと横になってたわ。お疲れさまでした。

  2006.06.16

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• 後ろ足脱力。

  子犬の時から、私が結構気に入っている癖のようなものがある。成犬になってから、癖じゃなかったらしいと気づいたこと。後ろ足の力をすっかり抜いて、前足だけで動くのだ。ダックスの子犬は、まだそんなに胴は長くないし、短足でもない。「こいつ、なんて怠惰なやつなんだ」ユーモラスな動きとともに、何だか面白がって見ていた。最近になって気がついたのだが、ときどき大きく伸びをする。まず、前足をぐぐっと伸ばし、それから後ろ足をぐぐっと伸ばす。後ろ足をぐぐっと伸ばしながら、前にずりずりと動く様は、子犬の時の後ろ足脱力ずりずり移動とよく似ている。ということは、子犬の時は、私のほうで前足の伸びに気づいていなかったということなのかな？……。いやいや、結局のところ、怠惰で愛らしい仕草が、いつの間にかなくなってしまったのだ、と思う。まったくわが子といい犬といい、いつの間にか動きが洗練されてつまらなくなってしまったなあ。

  2006.06.13

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• 短足だから……。

  何となく涼しいので、犬の散歩には快適。最近は、だいたい片道20分から30分ぐらいのところまで歩く。どっちもさくらの名所なんだけれど、片方は屋台が出て、宴会場みたいな盛り上がりで、もう片方は一応お寺なので、境内での飲食禁止ということで静か。単なる散歩なら、さくらが咲いていないときには前者、かな。だって、とっても大きなお寺で山坂がきつく、百数十段ある石段を犬連れで昇り降りするのは辛い。だって、うちの犬は、階段や坂に限っていきなり走り出すんだよ。ダックスは足が短いから、特に階段の上りの場合は勢いつけて昇らないと届かなくなっちゃうっていう説があるけど、本当かな？下りの場合は、階段の段差によってはゆっくり降りてくれるけど、お寺の石段脇の“楽々コース”はだめ、全然スピードを落としてくれない。もし転んだら、どうしてくれるんだ？ええ、私はどうせおばさんですから、上りは心臓破りだし、下りは足元が……。お寺の境内の砂利のところを犬を連れて歩くと、結構面白い。小さな子どもの足音が聞こえるたびに犬が逃げ出そうと走るんだけれど、足が空回りするの。なかなか進まない。苦労してるね、まめくん。ただでさえ、人間の歩調にあわせると小走りになる。子犬だったときは、駆け出すと足の動きが早くて見えず、なんだか飛んでるように見えた。さすがに今ではそんなことはないけれど、一生懸命に小走りで一緒に進んでくれる姿は何だか健気で、可愛いな。

  2006.06.05

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• あくびにご用心。

  わが家のミニチュアダックス♀のまめは、家族にキスをしようと、いつも狙っている。私はキスはおろか、手をなめられるのも大の苦手。いつか友人に「犬は人をなめるのが商売なんだから、　あなたが我慢しなきゃダメ」と諭されたのだが、こればっかりは……。まめのほうも心得てきたのか、なめるのは専ら夫の耳や娘の手。私はすかさず逃げてしまう。が、突然のキスだけはなかなか避けられない。この間なんて、床に座ってテレビを見ながらつい、あくびをしたら、いきなり口の中に鼻先を突っ込もうとした！うわっ！　危ない危ない。嬉しそうにしっぽを振って私を見上げている。だめじゃないか！　口の中に鼻先を突っ込んじゃ。しばらくして、またうっかりあくびをしてしまった。すかさず口めがけて鼻先が飛んでくる。のんびりあくびも出来んのか、わが家は！そばで椅子に座っている夫に飛びつこうと狙うまめの様子を見ながら、あることに気がついた。最近、まめは何かと言うと私の前に来てごろんとお腹を見せる。それなのに、夫が「ごろんしてごらん」と言っても、なかなかやろうとしない。椅子に座る夫の足にマウンティングをしようとするくせに、私の足には仕掛けてこない。もしかして、わが家の本当のボスは、まめの観察と分析によればこの私なのかしら？だったら、あくびくらいさせてくれ！

  2006.05.28

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• お次は犬ばか。

  「親ばか」を宣言し、ひと夏を母親抜きで過ごした後は娘の最も信頼するおとな第一位として君臨出来たものの、娘が思春期に突入するや、次第に影が薄くなっていった夫。現在は「犬ばか」を自認してはばからない。携帯電話の待ち受けも、PCの壁紙も、すべて愛犬まめの写真。つい数年前までは、娘の写真だったのだけれどね。もちろん犬のほうも寄せられる愛には敏感で、夫の帰宅時の歓迎ぶりは、傍目で見てもすさまじい。インターホンが鳴る以前に「わんっ！」とひと吠えするや玄関ドアの前にすっ飛んでいって待ち受けている。ドアが開き、夫が入ってくると、ちぎれんばかりにしっぽを振りながら、足にまとわりついて離れない。まあ、私がちょっとした買い物に出かけ、戻ってくるときちんと玄関ドアの前で座って待ってはいるんだけれどね。でも、夫ほどには歓迎されないよ。食事のとき以外は、気がつけばいつも夫の膝の上。朝、ケージから出してやると、一目散に夫の寝床へ飛んでいく。ひとしきり顔をなめ回した後、布団に潜り込む。初めのうちは、寝起きの悪い夫の目覚まし代わりにわざと犬を仕掛けたのだけれど、いつの間にか、犬にとっては寝床を移っただけ、夫にとっては温かいあんか代わりという状況。どちらも気持ちよさそうに寝ている。だめじゃん。元は娘の強い要望で生後2カ月で飛行機に乗ってわが家にやって来たミニチュアダックスフントの♀。当時の体重は800グラムだった。現在1歳7カ月で、随分落ち着いて来たとは言え、かなりのおてんばさんで、いたずらもひどく、夫は携帯電話を2台立て続けに壊された。寝室の畳をぼろぼろにし、畳替えに追い込まれもした。それでも、帰ればいの一番に飛びつき、ひたすら甘えてくる犬に、仕事の疲れも癒されるらしく、「まめくんはいいよねえ」と頭や全身を撫で回し、膝に乗っけて悦に入る夫。わが子で慣れているから、下の世話から食事の世話までなんでもござれ。もちろん自分の運動不足解消も兼ねて散歩も率先して連れていく。わが子と違い、甘やかすのでしつけが今いちなのがたまに傷。犬が来てからは、子ども自慢の代わりにペット自慢で、仕事先でも盛り上がるそうだから、おとなの癒しに子どもと動物は必須アイテムなのかも。しかし、こう立て続けに「ばか」を続けていられると、そんなに彼に吹く世間の風は冷たいのかと、別な心配が顔をもたげてくる。

  2006.05.23

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