ハロウィーン前夜の仕込みはOK。
「今日は急いで帰ってこなくっちゃ」出がけにそう呟いた娘、本当に急いで帰ってきた。と言っても、5時を回ってる。何と言っても、明日はハロウィーン。今年はカボチャのパイを焼いてみんなに配るらしい。夕べから、レシピを確認、材料をあれこれ思案していた。(いやあ、勉強もこのくらい熱が入ってればねえ)娘が帰ってくる直前に母から電話。娘に何やら用があるらしく、11月の土曜日の午後に時間をあけて欲しいと頼まれる。今に顔を出した娘に、そのことを伝えると「やだっ」とむくれる。さて、そうしたものやら。カボチャのパイの材料の買い出しに、ワンコの散歩がてら付き合うことにする。「おこづかい、残り少ないんだよねー」手持ちは少なくても、貯金はしっかりしてるから、この言葉、額面通りには受け取らない。小麦粉に生クリーム、オレンジ、かぼちゃ。ふと思いついて、トマト缶を三つ、かごに追加する。「ばあばのお願い聞いてくれるなら、 トマト缶と一緒にお会計するけど」レジ前で提案する。と、幼稚園から中学までの同級生の母上と妹さんにばったり。ちょっとだけ立ち話。そのままレジに向かう。どうやら交渉成立。今日中に仕上げたい仕事に熱中していたら、「お腹空いたー」とやって来る。パイ生地を寝かせて一息というところか?「どうしてみんな、私が修羅場なのに、 それと察してくれないのよ」あと少しで終わるという思いから、思わずきつい口調になってしまう。「ええ~?」と言いながら娘が引き下がる。物音からしてどうやら、夕飯を作ってくれているらしい。らっきぃ~♪晩ご飯も美味しかったけど、試食したカボチャのパイも美味しかったよ。いよいよ明日はハロウィーン。