今年の梅干し作りは体調次第
去年、宅の夫は私がスーパーで買おうとした南高梅が高いとケチを付け、まさかスーパーで喧嘩する訳にも行かなくて妥協して半額の安物梅で漬けたら途中で梅酢を半分くらい溢してしまい『瓶(びん)のまま三日三晩夜干ししたら、なんちゃって梅干』になってしまった。土用の丑に三日三晩夜干しするべく敷地内に並べて干していると、自分の原体験に周りに梅一つ漬けれない育児放棄&家事放棄の母で育った宅の夫は動揺と驚愕を隠せないで絶叫して怒りまくりグルグル走り回るか車庫の上に上がって絶叫するテイタラク。加えて北海道なのでご近所に梅干しを漬ける人が滅多に居ないのもあって宅の夫にしてみれば『梅干しを漬けると言うトンデモナイ事をしでかす嫁(私)は危険人物の認識』しかない。家庭菜園の苗を植えるのも、手竹を立てるのも、元農家育ちの夫自身の経験では無く、〆なわ、お正月の飾りを飾るのも周りで誰かがやっていると、右倣えで同じ事をやるのが夫の信条。悪く言えば『自分の判断で何一つ出来ない、やらない、誰かのせいにしたい』宅の夫三カ条。それでも小学校五年から今は亡き母の梅干し作りを手伝わされていた私が漬けたので、昔ながらのしょっぱい梅で味は美味しい。雑誌の記事を鵜呑みにして大きな瓶(びん)ごと三日三晩夜干しはザルで天日で干すのと違って少々硬い。面倒でも土用の丑に梅を三日三晩干すのは天日干しに限ると去年はイイトシして学習しました。果肉を包丁で叩いて麺類や、おにぎり、手捏ね寿司に入れるとサッパリして美味しく、これなら私が吐く事も無い。ネットで買えば実際に品物の良し悪しなど永遠に分からない宅の夫に邪魔される事無く良い梅を買えるので土用の丑、土用二の丑に間に合うよう検索、検討しております。梅に関しては『国産品希望』。『何でも安ければイイってものじゃない』と不肖の身を以って悟った去年の梅干し。それでは。(おわり)