私が映画に行く時は
私や息子が居ないと、目の前に置いた飯の一つも食えない夫とニートの息子にお昼ご飯(スペシャル焼きそば)とパン生地から仕込んで作ったドーナツを特盛で揚げて(一応、三時のおやつ兼小腹がすいた時)午後から上映された映画『ジョーカーゲーム』を見てきました。スマートな動きの亀梨君は、素敵で、絵になりますね。 映画の往復は夫が送ってくれるのですが、上映は軽く二時間前後掛かるので一度家に帰れば良いのですが、家に居ると電話が来たり、ピンポーンと鳴ったり、ストーブ一つも点火も給油も出来ないので一人で居られない夫は何故か帰らないで映画館周辺を競歩や散歩でウロウロ徘徊しております。映画の余韻に浸りつつ車の夫を見ると、いつものように憤怒の形相の夫。『スーパーに寄らないのか』超お買い得な日変わり目玉品も無いのに聞くので『要らないから家に帰って』と言うと又ムクレタのですが、これくらい、いつもの想定内。『夫の年代には一番悪いカップ麺とジャンクフード、清涼飲料ばかり山ほど買っていたらニートの息子抱えた定年後貧乏世帯は一気に破綻する』。妻は懸賞ハガキでゲットして定年後貧乏世帯の糊口を凌いでいるというのに。家に着いてお茶や珈琲など入れて映画館特製特盛りポップコーンや作って置いたドーナツなど私や息子が食すると、夫は一緒になってエアサイクル(美容自転車)を止めて一気に爆喰いするのね。夫一人では何故か食べれない不思議な法則と言うか、ダイエットも全部忘れて一気に爆喰いしなくてもイイのに。いわゆる、『家族や誰かと一緒に食べると美味しい』との肯定的な世間一般論では無く、誰かが食べるのを見てからでないと何をどうやって食べたらイイのか毎回、毎食毎に分からなくなる夫の神経回路は重度知的障害IQ32で夫の亡き姉に近いものがある。これが映画の度に毎回セットで付いてきて何かと疲れる私の映画鑑賞ですが、可能な限り会員サービスデーやレディ―スデー、早朝割引、映画の日など根性で夫を振り切って見に行っております。今日で二月も終わりです。三月は、三月こそ少し良い月でありますように。(おわり)