北海道は大雪で
朝起きると屋根にドッと鎮座して玄関前に積もった雪。高齢者が大慌てで雪おろしをしなくても大雪、豪雪に耐えるように建てられている北海道の家は滅多な事では潰れない。屋根に上って雪おろしをしようとする高齢者が居たら危ないので直ぐに止めてください。おだって(北海道弁で異常なハイ・興奮状態)何を言っても聞かない変に頑固な高齢者には無駄ですが、死んでからお線香上げて貰っても、宗派的に良いお経を上げて貰っても遅い。全道的に大雪の影響で飛行機、雪に弱いJR,高速道路、高速バスの運休、臨時休校、登校時間の繰り下げ等、次々に字幕で流れる中宅は夫が玄関から雪かきに励みリハビリ以上の展開です。久しぶりに玄関ドアの鍵を普通に開けられない夫に『いつものこと』と悟った私が、すんなり非力で開けてあげました。『今日の病院どうする』『この雪なら除雪も来ないだろうしバスも大幅に遅れて国道の中心部まで行く内に渋滞で遅れる筈』。『薬が未だあるから病院は祝日明けまで延ばす』。夫は家周辺の雪かきに励み、私は万一の停電や断水に備えてホームベーカリーのパンを早焼きコースで予備のパンを幾つか作り必要な分以外は切り分けて冷凍して洗濯を終わらせて干しました。沢山のおかず不要のピラフや炊き込みご飯を炊いて、保温力抜群の湯たんぽを人数分入れ直して大鍋に飲料水を用意して生活用水は昨夜のお風呂の浴槽一つ分備えております。大袈裟であろうが、何もしない亡き姑、何一つ動かない夫の悪徳親戚軍団から学び取った何かあっても慌てない嫁の図式。『面倒だ、大変だと嘆く前に動いて滞りなく完結させる』。それでは。(おわり)