シャトー・ラフィット・ロットシルトの手がけるワイン、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・ボルドー・レゼルヴ・スペシャル・ルージュ2009
今日のワインは、ボルドーのワイン、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・ボルドー・レゼルヴ・スペシャル・ルージュ2009です。昨日にひき続きラフィットのつくる、ボルドークラスのワインです。白は悪くなくいい印象。まあまあ、赤のほうも興味!早速飲んでみました。つくり手の説明は同様です。このワインをつくるのはラフィット、メドック格付け1級のシャトー ラフィットのロス・チャイルド家が手掛けるボルドーワインです。ラフィット自体とても古く、文献に1234年にポイヤック北部にあったヴェルトゥイユ修道院長、ゴンボード・ド・ラフィットが初めてだそうです。元々、ラフィットという名は当時使われていた言語で「小高い丘」を意味する“La Hite(ラ=イット)”に由来すると言われているのだとか。17世紀になって、ラフィットがシャトーとして認められ、セギュール家がこの地に葡萄畑を作ってからなのだそうです。一族のアレキサンドル・セギュール氏が、シャトー・ラトゥールの女性相続人と結婚、ニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール(後に「葡萄の王子」)が生まれ、ニコラ・アレキサンドル・ド・セギュールは侯爵となり、ヴェルサイユ宮廷に最高級ワインとして売り込みを図り、「王のワイン」と呼ばれるほど珍重されるようになったのだそうです。侯爵には息子がいなかったため、所領は4人の娘に分け与えられ、ラフィットとラトゥールは分離、その後、セギュール家一族でボルドー議会初代議長のニコラ・ピエール・ド・ピシャールがラフィットを所有しますが、フランス革命後の混乱時代に処刑され、以降所有者は変わっていきますが、品質の高さは維持され、1855年の格付けに際して、第1級の筆頭としての評価を得るに至ったのだそうです。その後、1868年にジェイムズ・ド・ロートシルト男爵が、競売に出されていたシャトー ラフィットを購入し、シャトー・ラフィット・ロートシルトに名前が改まったそうです。その後、病虫害、第一次世界戦争、大恐慌を経験し、葡萄畑は縮小、第二次世界大戦中はドイツ軍の占領と略奪にあったそうですが、1945年にバロン・ド・ロートシルトが所有権を取り戻し、エリー男爵が葡萄畑と施設の再生、シャトーの管理体制の全面的な見直しを行い、その後、エリー男爵の甥にあたるエリック・ド・ロートシルト男爵が最新の技術を導入、葡萄の植替えや栽培方法の見直しを進めて現在に至っているそうです。178ヘクタールの内103ヘクタールが葡萄畑として利用され、ワインの生産量は概ね年間35,000ケースで、うち15,000から25,000ケースが「シャトー・ラフィット・ロートシルト」として出荷されます。セカンドワインは「カリュアド・ド・ラフィット」比較的メルロー種の要素が強いワインになっているのだそうです。今日のワインは、そのラフィットのつくるボルドークラスのワインです。使用のぶどう品種:カルベネ・ソーヴィニヨンとメルロ、他にカルベネ・フラン鮮やかなルビー色のやや深めの色調です。香はやや弱め、ブラックベリー、カシスの果実香も感じ、ローズマリーなどのハーブの香もあります。やさしく滑らかない口当たり、ブラックベリー、カシスの果実味を感じます。ミネラル感も感じきれいな酸味でエレガントさを感じます。適度な心地良い酸味のボディででサラリと飲みやすく、これからの季節にもちょっぴり冷しておいしいワインです。【コスパ評価】★後半分★価格以上のパフォーマンスがあります。十分満足できます。【思い入れ度評価】☆後半分☆ 悪くないです。軽やかなボルドーでまあいいのではないでしょうか。和風ステーキ、和風の牛肉の煮込み【ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト】 ボルドー・レゼルブ・スペシャル ルージュ 赤ワイン レゼルヴ 10P24nov10