ローヌのギガルのセミナーにて@帝国ホテル
今日は、日比谷の帝国ホテルでローヌの巨匠、ギガルのオーナーの来日に伴いラック・コーポレーション主催のセミナーに参加しました。オーナーのマルセル氏の夫妻と息子さんの3人が来日、セミナーでいろいろと解説をしてくれました。大きなお店ならたいてい扱っているあのギガルのオーナーは家族経営でマルセル夫妻と息子さんの3人だそうです。ちょっと驚きました。あまりよく知らない時期にフランス・ローヌ地区のダンピュイ村に車で行ったときにギガル社を見て、買いに行って大きな会社だからー?なんだかそっけない印象でした。まだシャプティエ社のほうがあたたかく接してとても買う気になったのでした。(しっかり買って税金払って持って帰りました)ですからびっくりーでした!いつもこのようなセミナーで影響を受けて私は購入してしまいます。今回も!?今日のティスティングメニューは1.サンジョゼフ・ブラン20052.コンドリュー20053.サンジョゼフ・ルージュ20034.コート・ロティ・ブリュンヌ・エ・ブロンド20035.エルミタージュ・ルージュ20036.コート・ロティ・シャトー・ダンピュイ2003【今日のセミナーの様子です。】オーナーが言うには、サン・ジョゼフのジャン・リュイ・グリュッパを買収したので、質の高いものを生産、リュー・ディ、ヴィーニュ・ド・ロスピスをリリースしたそうです。知ってはいたけど・・・。サン・ジョセフの質の良さをアピールしたいそうですね。ティスティングをしてみて以前から印象にありましたが、サン・ジョセフは悪くはないけれど、個性をがあまり感じない(ロティやエルミタージュと比較して)気がします。お値段もしますし、どうせ買うなら強いつよいエルミタージュ、香りのよさと繊細なロティを選んでしまいます。印象の良かったのはコンドリューのラ・ドリアーヌ。とにかく香り高くグリセリンが強いのかねっとり濃く辛口なのに甘くソーテルヌのように甘さしっかり余韻が長くかなり楽しめるワインと確信しました。購入して家でじっくり飲んでみます。そのときにまた感想を書きます。ほかのワインに関してですが、オーナーいわく2003年はボルドーもそうでしたが非常に暑い夏、霜と雹でぶどうの木はダメージを受けて収穫量が少なかったようです。ただ、暑かったという事でぶどうの収穫時期も8月下旬(普通は9月中旬)だったそうです。ティスティングしてみて、前のヴィンテージより甘味が強いなーと思いました。濃縮感はありますが、少し以前より甘い傾向、新世界ワインを思わせました。樽からくる香りは健在。良い仕上がりだと思いますがもう少しねかせたい感じがします。(ロティ、エルミタージュ、ダンピュイ)ダンピュイ2003は購入しようかな…と思っています。【ギガル社のある、ローヌのダンピュイ村はこんなところです。】