ライヨールのナイフ
今回はマイ・ナイフのライヨール社のソムリエナイフです。デザイン美しくスマート、シンプル。とにかく気に入っています。写真左の2つのナイフです。3つ目はスペインのプルタップ社のもの。ライヨール(ラギオールとも読み、シャトー・ラギオールも実は同じ地方のもの)のナイフの由来は14世紀にさかのぼります。フランスのオーベルニュ地方のティエールで刃物が作られるようになり、18~19世紀に盛んになったそうです。オーベルニュの牧童たちはナイフは常に必需品で肌身離さず持ち歩き、仕事はもちろん、1日の仕事を終えて神に祈るとき、十字架の代わりにナイフを大地に刺し、祈っていたという。鋲が十字に打ってありますがこれはその名残です。そしてライヨールで生まれ都会に出稼ぎに行く男達の護身用ナイフとして作られました。その後何かと便利な千枚通しが加えられ、カフェでギャルソンとして働いていた男たちの要望でコルクスクリューが付け加えられたそうです。1992年にライヨール社がヨーロピアン・デザイン賞を獲得し、世界中でそのユニークで先端的でエレガントなデザインが広く評価されています。私も店では愛用していました。やっぱりシルバーは一番美しいです。伝統を聞いて一層愛着心が沸いて大切に使っています。スペインやイタリアのひどいコルクでない限り力のない私でもとても開けやすいです。ちなみにひどいコルクはプルタップ社の2段階ポイントで開けるソムリエナイフでも開きませんでした。プルタップは手の力の強くない、女性には使いやすいナイフです。私も持っています。★楽天のライヨール・ソムリエナイフの一覧★