2度とつくられない、1998年のみのプロジェクトワイン、レイシス1 1998
今日のワインはスペインのワイン、レイシス1 1998です。 このワインは、昨年11月?醸造家のジャン・マルク・ラファージュ氏が、先日来日したときについ、購入してしまいました。というわけでラファージュ氏のサインボトル。「いつが一番飲み頃?」と聞いたところ、「2010年だよ!」と答えてくれました。ちなみに、ボトルはDRCと同じものを使っていると聞いたことがあるので本当かどうか尋ねたところ、本当でした。とても重厚なボトル、うちでは水差しになっています。2010年は今年、そろそろ飲んでみようかなと、開けてみました。このワインをつくる、サン・アレハンドロ社は 、もともとは協同組合でしたが、技術革新にいち早く取り組むことで、今ではD.O.カラタユ内で最も優れた生産者になったそうです。フランス出身の醸造家、アッサンブラージュの天才と評されるジャン・マルク・ラファージュ氏が、1998年にスペインの異なる場所で実る、驚異的なぶどう達と出会うことにより発動、サン・アレハンドロで、「ブルゴーニュの最高品質に匹敵するスペインワインをつくりたい」と、カタラユド(アラゴン)の標高700mを超える寒冷な畑より収穫したテンプラニーリョ、イエクラ(レバンテ)の灼熱の畑によるモナストレル、そしてボルハ (アラゴン)の温暖な気候に育まれたグルナッシュを別々に仕込み、ラファージュ氏がブレンドを行ってつくられたそうです。異なった土壌、環境条件、そして品種のワインはそれぞれ明確なキャラクターを持っており、それを敢えてブレンド、ラファージュ氏の実力のワインです。収穫量は1ヘクタールあたり35ヘクトリットルと抑え、生産年は1998年のみで40,000本の生産だそうです。今日のワインの使用のぶどう品種 : モナストレル 40%、テンプラニーリョ 30%、ガルナッチャ30%ガーネットがかったエッジ、ドライのプルーンの香り、湿った土、腐葉土など繊細な香り、ロースト香、シナモンの香りが心地よく複雑に香ります。口当たり優しく熟したベリー、ドライのブルーベリー、プルーン、ナツメなど、黒い果実の凝縮した果実味を感じます。アールグレイの紅茶、ユーカリのような清涼感、甘さを感じ、とても複雑で繊細、優しくて深いです。滑らかながら深くボディも感じ美味しいワインです。【コスパ評価】★★ 価格以上のパフォーマンスがあります!十分納得できます。【思い入れ度評価】☆☆あと半分☆ スペインのワインのイメージが変わる美味しいワインです。1年前に1度飲みましたがその時よりも良くなっていました。まさにちょうど飲み頃、質は違いますが、確かにブルゴーニュに負けないワイン、美味しいワインです。チキンのワイン煮込み、フォアグラのソテーのパイ、繊細な味のお料理に合います。1998VTのみの幻のプロジェクトワイン!!ボデガス サン アレハンドロ レイシス 1 RAICES 1 {1998 }