中学校訪問記 ホウセンカ ヒナゲシ
ある中学校の理科室を訪問しました。今の時期、特に1年の植物、微生物、3年の花粉管などについての話題が多かったです。理科室に立派なホウセンカがありました。インパチェンスも割合と大株のものが6鉢くらいかな。インパは秋に種を蒔くと、この時期に株が大きくなり、使用可になるようです。春になってから種を蒔いていては間に合いません。インパチェンスは、花粉管の観察には最適のはずでしたが、花が咲いても花粉が付いている期間が短く、実験の時期と一致させるのが難しいです。そこでその立派なホウセンカをさらに大きく育てて、花粉管の観察に使うと良いと思いました。ホウセンカは大きな鉢や、地面に植えるとすごく大きく育ち枝分かれして花をたくさん付けます。花粉は持ちがよく、花が咲いているときはいつでも使用可です。ホウセンカ↑ 花粉がぼろぼろ落ちてきます単子葉植物の特徴の観察のために、トウモロコシの種が蒔かれていました。子葉が一枚、と言う事を観察するためだそうですが、シャーレに蒔かれている為、根も伸びてきていて、それに根毛の細かい毛がよく見えていました。これは、根毛の観察と子葉の観察と一石二鳥ですねえ。すばらしいです。ちなみに、トウモロコシの種が赤いのは、消毒薬が付いているからだそうです。双子葉の根の特徴観察には、今の時期、ヒナゲシが良いと思いました。ヒナゲシは一応雑草(野草)ですから、あるところにはふんだんにあり、引っこ抜いても誰からも文句を言われません。今は花が終わり実が付き、枯れる一歩手前のぎりぎりの時期です。まっすぐ茎を引くと、根まですーっと抜けます。 タンポポの根を採集するといったら、大変です。根っこの先まで掘り下げないと抜けません。その点、ヒナゲシは採集し易く、主根がまっすぐスーッと伸びています。ヒナゲシを使うと、主根の観察、雑草抜き の これも一石二鳥です ♪~←1クリックお願いします。