放送大学 脳科学の進歩(’06)
脳科学の進歩 記憶・学習と神経系の可塑性記憶には海馬が大きな役割を持っているということは、漠然と知っていましたが、この講座で、詳しく解説され、より知ることができました。海馬は、新しい記憶をとどめ、そこから新皮質に送られて記憶として貯められる、というしくみがあります。海馬を傷つけられると、新しいことが記憶できなくなったり、新しい人を覚えられなくなったりします。また、神経の興奮伝達には、グルタミン酸がかかわっており、昔 味の素を食べると頭がよくなる、と言われた事を思い出しました。 その神経回路は、別の神経と交差していて、ある事項である神経が興奮すると、その興奮が伝わる過程で、別の神経の興奮も誘い、連想されたり、条件反射が起こったり、思考をしたりする事ができるのです。 私の神経回路は、グルタミン酸ー味の素ー食べると頭がよくなる と、過去に神経回路が形成されて、新皮質に貯められていたわけです。楽しい講義内容でした。