マニュアル車
最近落ち込むことが多発。一つ一つは些細なことなのだけど、重なるとかなりの打撃になる。その中のひとつが夫の車を故障させてしまったこと。うちは2台所有していて、両方マニュアル車。1台は私が主に使っており、もう一台は夫のお気に入りのスポーツカータイプ。夫は、その車のことを手放しで褒めるが、私は、車高が低いし、右前方が私にとっては見づらいし、6速まであるのが面倒だし、この車のよさがまったくわからない。車体に傷つけたら怖いし、なるべく運転しないようにしている。先週、出かける用事があり、私が夫の車を運転せざるを得ない状況があった。ギアチェンジがうまくいかず、ギアを替えるたびに、ギクシャクするなーとは思っていた。私がいつも乗っている車とはクラッチの踏み込みが違う。私はエンストが怖いから、クラッチを踏んでいる時間が長い。夫にそのことをたびたび注意されてきた。私の使い方だと車の寿命を縮めるといわれた。それで、夫の車に乗る際に、なるめくギアチェンジをスムースにしようと思ったのが間違いの元だった。走行距離は30kmほど。途中からプラスチックが燃えているような変なにおいが気になり、心配になった。次の日、夫が修理工場に持っていたった。夫から電話があり、「君はいったい、どんな乗り方をしたのか?」と怒りの口調で責められた。クラッチのカップリングが磨耗してしまったらしい。夫に、「何年車に乗っているのか? なぜ、学習しないのか?」とあきれられた。夫が戻ってきて、「これから、出かけないといけないが、君が運転しなさい。どんな運転をしているかチェックする。」と言われた。私は、「私は運転が好きではない。苦手だということはあなたも知っているはずだ。特にあなたの車には慣れていないから、私は運転したくなかった。必要最小限の運転しかしたくない。」といったら、「それはいいわけだ。いいか、中国にはこういう諺がある・・・」と説教された。まあ、日本人向けに説明すると、「車の運転がうまくないから車を運転しないのは、水虫になるのが怖いから、足先を切断するのと同じこと。根本的な解決になっていない。」と言うようなことを言われた。結局、その日、私は運転せず、その日以来、車にも触ってない。修理すると、5000ユーロぐらいかかるそうで、とりあえず、そのままにしてある。でも、においが消えなくて、ガレージに充満している。夫は、「これで、この車はもう売れないよ。君が乗っている車も、きっとカップリングが磨耗してるのだろう。」と言った。自分のお気に入りの車がダメージを受け、夫もものすごくがっかりしていた。賢浩にまで、「いいか、将来、自分の車を奥さんに運転させてはいけない。」と言っていた。とにかく、車を壊すのではないかと怖くて、運転できない。でも、運転は避けては通れない。いろいろのことの積み重ねで、心が沈む。天気も関係しているのかな?