新1年生の保護者会
昨夜、今年入学する子の保護者を対象とする説明会があった。時間は午後7時から。夫は帰りが遅くなるし、賢浩は、6時から7時半までチェスクラブに行きたい、と言いだした。にこちゃんを一人で留守番させるわけにもいかないので、賢浩にお願いして、一緒にチェスに連れて行ってもらった。お菓子とかジュースとかをもたせてやったので、にこちゃんは、ちょっとした遠足気分を味わえたのだろう。楽しかった、また行きたい!と言っていた。昨日の保護者会は、午後10時ごろに終わった。急いで家に帰ったら、夫もほんの少し前に帰ってきたようで、「家のドアが開きっぱなしになっていたぞ!」と怒られた。家に入ったら、二人ともベットで寝ていた。でも、たぶん、夫が帰ってきたとガレージを開ける音で気がつき、急いでテレビを消して部屋に戻って寝たフリをしたのだと思う。賢浩は、時間割もしていなかったし、チェスに出かける前に少し宿題をしていたが、その後続きをした様子がなく、私が出かけたときと同じ状態だった。だから、子供だけで家に残すのはイヤなのだ。今朝は、目覚ましがなっているのに、賢浩は全く起きる気配がなく、うるさいので、「鳴りっぱなしにさせないで!」と文句を言って、私がとめた。しかし、起きる気配がなく、ギリギリの時間に、「今日は1時間目がないの?」と白々しく声をかけた。あわてて起きて、そのまま学校にすっ飛んで行った。朝ごはんを食べなさい!と常日頃口を酸っぱくして言い続けているのだが、いつも食べずに行く。朝、余裕を持って起こすと、まだ時間がある、と言って、マンガを読み始めたり、にこちゃんのベットにもぐってまた寝たりする。にこちゃんには、このようになってほしくないなー。昨日の保護者会では、まず、校長と教頭からいろいろな注意事項の説明があった。「学校に来るのが楽しいと思えるようにしてください」と言われた。また、一人で通えるように、一緒に学校までの道を歩いて練習するとか、一緒にバスにのってきてみてくださいとのことだった。また、学校まで送ってきた親が、教室の中までついてくるケースも多々あるようだが、授業がなかなか始められないので、教室まで付いてこないでください、とお願いされた。水曜日の1,2時間めは宗教の授業になっている。この学校では、カソリック、エバンゲリッシュのほか、トルコ語を母国語とする子は、宗教の時間にトルコ語での授業を選択できる。しかし、今年は、先生が決まっておらず、先生と交渉中、ということだった。トルコ語を母国語としないイスラム教徒の子、もしくは、その他の宗教で、カソリックもエバンゲリッシュも選択したくない子は、宗教の時間は、学校に来なくてもいい、つまり、水曜日は3時間目から登校してもいいとのことだった。学校に来たい子は、他の学年のクラスの授業に参加することになるそうだ。うちは、無宗教だが、子供たちは、エバンゲリッシュを選択している。宗教の授業が重要だとは私は思わないが、家にいて何もしないのなら、その時間、宗教について習ったほうが有意義だと思う。ドイツに住む以上、最低限、知識としてキリスト教を知っておくべきだろう。また、この学校では、隣町の音楽学校と提携して、年間50ユーロで、楽器が習える。フルート、ギター、アコーディオン、ウクレレ のコースがあるそうだ。にこちゃんは、今週からピアノを先生について習うので、他の楽器をさせようとは思わないが、ウクレレってそんなに需要があるのか?と興味深く思った。今年は、1年生は3クラスできると発表があった。一クラス25人から26人です、と校長が言ったとき、「えー」というどよめきがあった。去年は、4クラスで、一クラス20名程度だったそうなので、今年もそう期待している親が多かったのだろう。A組、B組、C組に分かれるが、A組は別名ウサギ組、B組はカラス組、C組はドラゴン組、というそうで、A組のマークはウサギ。にこちゃんは、ウサギ組だった。なんだか、幼稚園の延長だなーと思った。担任は、3クラスとも若い女の先生だった。にこちゃんのクラスには、にこちゃんの出身幼稚園の子全員と、エバンゲリッシュ幼稚園と去年補習クラスにいた子供で構成されていて、ヨハネス君や、そのほか仲のいい子がみんな同じクラスになって、ホッとした。でも、去年、にこちゃんの幼稚園を卒園した子も3人いた。補習クラスに入って一年入学を遅らせたり、1年生を留年することになった子たちだ。そのうちの一人は、年子の妹も今年入学で、兄妹同じクラスということになった。お兄さんとしては妹と同じクラスなんてイヤじゃないのかな?と気になった。今日、にこちゃんは、幼稚園のときの友達に誕生会に呼ばれている。その子とは小学校も同じクラスになるが、その子は今日で6歳。でも、年子のお兄ちゃんは、10月で8歳。入学時点ですでに2歳も年の差がある。そういう子たちが、25人同じクラスで学ぶというのは、本当に大変なことだと思う。幼稚園では同じ人数で先生が2-3人付いていたけど、小学校では、先生一人。とても優しそうな先生だった。この先生は、以前、幼稚園と小学校の共同プロジェクトで、4回ほど幼稚園に来て、にこちゃんたちを指導してくれた先生。だから、にこちゃんたちも、先生とは面識がある。私も、この先生と1回面談したことがある。そのとき、先生は、「ニコは、Wild(ワイルド)過ぎます。」と言っていた。学校に入ったらどうなるかな?今週、にこちゃんは、学校に慣れさせるため、新入生を対象としたプログラムに参加させている。朝8時半から11時半まで、20人の子供に先生二人が付いて、工作をしたり、本を読んだり、楽しく過ごしているようだ。でも、残念ながらにこちゃんと同じクラスになる子はいない。このプログラムは有料で、学校内の学童で使う教室を借りて行われている。お菓子なども出されるので、学校でもお菓子がもらえると勘違いしている。もしかして、そういう認識で学校に行くとがっかりするかも・・・。昨日、教室の中で担任との保護者会をしたのだが、教室の中はすごく楽しそうにデコレーションされていて、子供たちが楽しく勉強できる環境になっていた。きっとにこちゃんも気に入ると思う。今週の土曜日の入学式が楽しみだ。