ひたすらコロニアルなマンダリン・オリエンタル・ダラ・デヴィ
ダラ・デヴィ正面のたたずまいは、見るものを圧倒するスケールで、エントランスをくぐってレセプションに向かう道々、「なんじゃ、これ」と半ば呆れた。予約したのはスパ・スイートという部屋。ダラ・デヴィのホームページにはいろいろな部屋のタイプがズラッと並んでいて、何が何やらわからないのだが、一番安いのがスパ・スイート。スイートの上のランクが1棟1棟独立した「戸建」になっているヴィラで、ヴィラにもいろいろなタイプがある。例によって、ネット上のホテル予約サイト、「旅ウェブ」「エクスペディア」「Agoda」「Hotel Travel」などを比べてみたのだが、結局のところ、またも直予約の「4泊泊まって1泊タダ(朝食含む)」キャンペーンが、税・サービス料金を入れても一番安かった。ダラ・デヴィでも、予約したスパ・スイートから、1ランク上のコロニアル・スイートにアップグレードしてくれた。コロニアル・スイートは、いくつかある「コロニアル・スイート棟」という建物群の中にある、いわばマンションの一室。これがヴィラになると戸建地帯の1戸建になる、というワケ。そして、コロニアル・スイート棟は…エレベータホールからして、こんなに豪華。階段ホール(笑)もあり、ここのガラス戸を抜けて緑いっぱいの中庭を通り、プールに行ける。Mizumizuたちの部屋は2階。部屋に通じる開放廊下は、明るい色のタイルとアンティークガラスを使ったランタンが、コロニアルな雰囲気を盛り上げる。部屋に入って、リビングの窓側から撮った写真。銅製のシーリングファンの下がった、奥行きのある広いベランダ。シーリングファンは強力で、回すとかなり涼しい。日本で出回ってるシーリングファンと違って、安っぽさがない。さすが、マンダリン・オリエンタル。ベランダから中庭越しに見えるのは、別のコロニアル・スイート棟。バスルームから見たベッドルームは、エアコンの調整もリビングとは独立して操作可能になっていた。バスルームの洗面台はもちろん、ダブルボウル。ティッシュケースはチェンマイ特産の銀細工。こんなにクッション並べなくても… ベッドの幅が狭いのは、ブリティッシュスタイルですか?観音開きのドアの向こうにあるのは、ドレッサー…?いや、実はトイレの洗面台。木製のしゃれた意匠。トイレはもう1つあって、やはりドアにはタイシルクの小さな目隠しがかかり、中には白く塗装した木製の腰板が張られていた。家具はすべて暖かみのある木製で、部屋と部屋の間には、同じデザインの透かし模様の入った装飾板がドアの上に嵌め込まれている。想像以上に隅々まで美しい部屋だった。アップグレードしてくれたというのもあるが、値段からすると相当に割安感がある。超豪華ホテルに滞在するなら、シーズンオフに限る。今回のダラ・デヴィ1泊のお値段は…宿泊料 12999バーツサービス料 1299.90バーツ付加価値税 1000.92バーツ地方税 103.99バーツ小計 15403.81バーツ3泊分 46211.43バーツで4泊なので、1泊当たり11,552.96バーツ(カードレートで32,000円ちょっと)。さすがチェンマイ、さすがシーズンオフ、さすが円高。ちょっと安すぎるのではないか、と思うぐらい。インターネット接続料が例によって割高で、4日で2568バーツ(7200円)。しかも、僻地のせいか、かなり遅かった。写真のアップなど、する気にもならないほど。というか、ダラ・デヴィ滞在中は遊ぶのが楽しくて楽しくて、ブログなんて書く気にならなかったというのが本音かな。