温暖化
地球温暖化現象を、のほほ~んと、『そんな事くらいで地球は壊れねーよ。』と思っている人は、本当に、おめでたい人だと思うよ。その人の言い分は、『地球の過去の歴史には、今よりも、もっと極端な気温の変動がありました。しかし、地球は今も、ちゃんと機能しているじゃないか?』と言うものなのですね。確かに過去の地球には地質学の調査で、現在よりも暑い日があったり、真夏に異常に寒い日があったり、した事が分かってきています。しかし、大昔の地球で、そういった日が続いたのは、ほんの数日であったということも頭に入れておかなければいけません。恐竜時代の地球も、今よりも暑かったということが分かってきました。でも、当時の気温が、現在の気候変動のようにように急激に低下していったのではないのです。約1,000年で、2~3度ずつ、という大変緩やかな速度で気温を下げていき、それに合わせて生物も環境に適応していったのです。現在の地球では気温だけでなく、海水温も上昇してきています。それも、数日ではなく、数ヶ月も続いているのです。これが何を意味しているのかを考えてください。生物には適応能力があります。ありますが、極端な気温の上昇、海水温の上昇による環境の変化には適応できないのですよ。温暖化によって地球から姿を消してしまった生き物もいます。生息域を狭められている生物もいます。姿を消してしまうのは時間の問題です。地球の異変に気付いたのも生物学者です。そして、地球温暖化による自然界への影響がどこまで進んでいるかを説明できるのも生物学者です。科学は、まず観察から始まります。次に集めたデータをより簡単に説明できる仮説を立てます。そして、その仮説が正しいかを確かめるために実験をします。地球温暖化現象は人間への警告メッセージなのです。すべて自然の愛、神の愛によるものです。メッセージを無視して滅びの道を突き進みますか?