原点を探す旅
私の統一教会から脱会した後のリハビリは、私の原点を探す旅。何故、私は幼少期から現実だけを見て、現実と符合しない物事は全て思考から排除していました。現実的な理屈に合わない話を後生大事に抱えているなど私にとっては無駄でしかなかったからね。普通の子供は、現実がどうの・・・。なんて考えないよね。普通は。でも、私は身の回りで起きている出来事を現実に有りうる話か?そうでない話かを、より分けなければ怪しい世界へ引き込まれてしまいそうな家庭で育ちました。私が子供らしくいられる時間は親父が家にいる時だけでした。母は、兄の中に自分の弟の影を追い求め溺愛し、母と兄だけの時間を作る事に一生懸命でした。母の弟というのは冥界の人です。若くして病死しました。母は、その弟を可愛がっていたのでしょうね。だから、その弟に生き写しの兄を溺愛した。しかし冥界にいる人には母の思いは届かない。届けようがない。そんな時、親父の女兄弟の紹介で当時、近所に住んでいた通年女性が親父を創価学会に勧誘した。その当時は親父の一番切羽詰ったときだったらしい。で、親父は創価学会に入会した。母も入会した。親父も窮地を脱する事ができるのなら!と、寝食を忘れて勤行に没頭した。が・・・・・それから数日後、窮地に置かれていた上に、追い討ちを掛けるように、様々な難題が、どっさりと親父の身の上に降りかかってきた。このとき親父の中で眠っていた何かが弾けたそうです。勤行なんか1年間、飲まず、食わず、でやったかて何にも解決なんかできん!と、親父を勧誘しにやってきた中年女性を母に呼びにやって、その中年女性の前で親父は脱会宣言をやりました。