私がヨーコと呼ばれた切っ掛け。
子どもの頃は女の子の名前の「ヨーコ」だと思っていました。今頃になって「ヨーコ」というのは女の子の名前ではなく、狐の「ようこ」妖狐であったことに気づきました。気付くまで何十年かかってん。。。小学生になってからDQNの兄に「ヨーコ」というアダナを取られましたからね。私はDQNの兄は女の子になりたかったんか❗😱と思っていたのですが、、、妖狐とよばれたかったのですね。妖狐は妖怪やねんどー。DQNの兄は知らんかったんか❓😲*********************私が4歳の春。まだ肌寒いころ。実家近くにあった裏長屋にブローカーと呼ばれていたボロボロの色もあせた黒の革ジャンを着た男がおった。町内の漁師のオッチャンたちを相手に稼いできた話をしていました。私は『ぶろーかー、ちゅうのは何やねん❓』と聞いた。ブローカーを名乗る男:『中買いや』私:『《なかがい》て何や』ブローカーを名乗る男『仲買いっちゅうのは俺の縄張りにある家を一軒一軒、窓から見て回って注文に合うた物があったら、その家から持ち出して商売人の所に持って行って売る事や。』・・・・私は心の中で《人の家の窓から、中を覗いて物を出して、持って行って売る・・・・?🤔》・・・・私:『オッサン、人が住んどんやから鍵がかかってるやろ❓』ブローカーを名乗る男:『ああ。くそ生意気に鍵をかけてこつかんのや。』周りの漁師のオッチャンたち:『鍵が掛かってるのやったら入られへんやろ。』ブローカーを名乗る男:『素人は、これやからなぁ。鍵が掛かっとったかて、なんぼでも出入りが出来るんや。』周りの漁師のオッチャンたち:『鍵が掛かってる家に、どうやって入るねん❓』ブローカーを名乗る男:『便所の窓から入るんや。』周りの漁師のオッチャンたち:『便所の窓から、どうやって入るねん。』ブローカーを名乗る男:『便所の窓を外したら入れるやろ。』周りの漁師のオッチャンたち:『あんたみたいな体の大きな男がどうやって便所の窓から入ると言うねん❓』ブローカーを名乗る男:『俺は入られへでぇ、そういう時の為に体の小さい子分を連れて行くのや。体の小さい子分に便所の窓から入らせて、玄関の鍵を中から開けさせてやなぁ、頼まれとる品物を家から出してリヤカーに積んで商売人の所に持って行って売るんやんけ。』周りの漁師のオッチャンたち:『玄関の鍵を開けたままにしたら分かるやろ❓』ブローカーを名乗る男:『体の小さい子分に「玄関の鍵を中から閉めて、家の中のモノも全部、元通りにしてから、便所の窓から出て来いよ」と躾けてあるからな。俺は一回もバレた事なんか無いで。』私:『バレた事が無いて、、、オッサン、それ、ド〇ボーと違うんけ❗❗オッサンは人の物を盗んで売り飛ばして食うとんけー❗』ブローカーを名乗る男『ド〇ボーと違うわいや!!俺の縄張りにある家は全部、俺の倉庫や俺の目に入った物は全部、俺の物や。俺のモノをどないしょうと俺の勝手やろ。クソガキ』私:『オッサンのやってることは、何処から見てもド〇ボーやろが!』ブローカーを名乗る男『盗ってへんわいや!俺の縄張りにある物は全部、俺の物やと言うろうやろが!』私:『いいや!オッサンがやっとる事はド〇ボーや!』ブローカーを名乗る男:『コマッシャクレタ餓鬼や!己は蹴りこ〇されんと分からんのんけ!!』と私を蹴りに来た。私:『蹴りたかったら、蹴らんかい!! ウチを蹴り〇したら、晩になったら父ちゃんが、オッサンの家に礼に行くから待っとったれよ!!』周りの漁師のオッチャンたちが『この子を蹴ったら豪い事になるで。石やんが出てくるからなぁ。腹も立つやろけど子供が言う事やから堪忍したり。』と言ってブローカを名乗る男を止めました。ブローカーを名乗る男『口のヘランガキや!』私:『口が減ったら、ご飯が食われてんやろが!』ブローカーを名乗る男:『それを口が減らんというんや!』その場にいた漁師のオッチャンたちが『モモンちゃんも止めとき。あんたも、早よ、家に帰り!』と言うので家に帰りました。********その日の夜***********父が会社から家に帰ってきて晩御飯を食べながら私は父に、その日の出来事を報告していました。父にブローカを名乗る男の話をしているときに、、、、ブローカーを名乗る男が家に来た。私が玄関の様子を見に行くと、、、ブローカーを名乗る男:『クソガキが居るやんけ!』私:『父ちゃん、今、言うとったブローカーが来たわ。』ブローカーを名乗る男:『クソガキの親父は帰っとんけー!』と声を張り上げていた。父は何も言わずに玄関に出て、『表に出んかい』とブローカーを名乗る男に言い、我が家の横を通る道に出た時、父はブローカーを名乗る男に一発殴らせた。ブローカーを名乗る男はいい気になって、更に殴りつけようとした時、父の反撃に遭い、しこたま殴られて、捻じ伏せられて、父に耳元で因果を含められて、ボロボロになって自分の家に帰っていきました。その後、ブローカーを名乗る男は周りから一目置かれることも無くなり、それまで人を見下しバカにして生きてきた分、周りからバカにされるようになり、、、いたたまれなくなったのか姿を消しました。その年の初夏。近所のお爺さんの枠だけのリヤカーが紛失して、行方を辿ると、、、ブローカーを名乗る男がパクって売り飛ばしていたことが判明し、買主と被害者のお爺さんが話し合い解決していました。それから約1か月後、再び、近所のお爺さんの枠だけのリヤカーが紛失して、、、近所のお爺さんは父に加勢を頼みに来て二人で枠だけのリヤカーを取り返しに行って警察にも被害届を出してブローカーを名乗る男は警察に逮捕されることになりました。 おわり。この出来事を境に私はヨーコとかキツネと呼ばれるようになりました。