“From A Distance” に想う
遠くからみると地球は青とみどりいろ雪の帽子をかぶった山々は白いJulie Gold が平和を願う歌、 “From A Distance” を作曲したのは、1985年で、最初に歌ったのは1987年、Nanci Griffith です。その時はあまり反響は無く、1990年にBette Midler が歌って、世界中に大ヒットしました。それには、1980年から1988年まで続いたイラン・イラク戦争が終結し、平和を願う機運が、全世界にただよっていた社会状況が反映したものと、考えられています。この “From A Distance” を、オカリナで吹いてみて、歌詞が無いにもかかわらず、平和を願うメッセージが伝わるような気持になるのが、不思議な気がします。やはりメロディを聴くだけで、Bette Midler の歌声が聞こえてくるから、なのかも知れませんね。ところで、この歌詞は冒頭で、From a distance, the world kooks like blue and green, と歌っています。これを聴いただけで思い浮かべるのが、世界で初めて友人宇宙飛行に成功したソ連のガガーリンの、「地球は青かった!」という有名な言葉です。この友人宇宙飛行が成功したのが、1961年4月ですから、“From A Distance” が作詞・作曲される24年も前です。“From A Distance の価値は、とてつもなく大きく、”ガガーリンの、「地球は青かった!」という言葉と比較する気持ちは毛頭ありません。ただ、Bette Midler の歌と重なって、仕方がないのが、素朴な気持ちです。