鵜飼開き
長良川の鵜飼いといえば、無形文化財(正確には「国宝要無形民俗文化財」)に指定されていて、その歴史は、1300年以上と言われています。岐阜市の長良川では、6名が鵜飼漁に携わり、身分は「宮内庁式部職鵜匠」という舌を噛みそうな位に任じられています。鵜飼漁も後継者不足が大きな課題で、数年前、女性が鵜飼漁を身に付けたい、と入門されて、話題になりましたが、その後、今はどうされているのか、存じ上げません。毎年5月11日が鵜飼開きなのですが、新型コロナウイルス感染の蔓延で延期され、やっと6月21日に鵜飼開きとなりました。この長良川の鵜飼漁の歴史は古く、7世紀頃から行われていた、といいます。と言いますのは、正倉院に納められている文書のうち、美濃の国と伝えられる702年の戸籍に、鵜飼を生業としていた人物の記載があり、これが長良川鵜飼が、1300年以上の歴史を持つ、とする由来となっているそうです。岡梨奈孝至の住まうマンション8階のベランダから、長良川の鵜飼漁の様子を見下ろすことが出来、長良川の花火とともに、毎年夏の風物詩を、楽しんでいます。