ブログを始めて21年
以下は、この blog を始めた2002年4月18日の記録です。岐阜に単身赴任して6年、オカリナを独学で始めて5年、演奏活動に入って3年、近くの公民館で教え始めて2年になります。小学4年生の時に読んだシュバイツアーに憧れて、医者になろうと決心した時に、シュバイツアーはオルガン奏者でバッハ研究家ですが、私も何か楽器を弾けるようになりたいと思い、親に頼んでバイオリンを習い始めました。その門下生のひとりに、今は世界的な若手バイオリニスト、五嶋みどりさんのお母さんがおられ、私より4歳くらい下でしたが、とても上手だったのをよく覚えています。細々ながらバイオリンも続け、オカリナを始めると、おもしろい現象を経験しました。オカリナがいい音色を出して、悦に入ると、バイオリンの方がいい音色が出なくなり、逆に、バイオリンがよい音色を出すと、オカリナの響きが悪くなるのです。私は2人の女性を同時に愛することは出来ませんので、困ったなと思い、何とかバイオリンもオカリナもよい音色が出るようにならないものか、と考えてみました。そこで思いついたのが、オカリナとバイオリンのアンサンブル演奏です。まずピアノ伴奏を録音し、それにバイオリンパートを重ね録音して、オカリナの伴奏用カラオケを作ります。そうやってオカリナを演奏すると予想通り、オカリナとバイオリンの両方がお互いに競い合うように、良い音色を奏でるようになったのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあれから21年321日が経ち、オカリナ演奏の伴奏は、デジタルピアノによる生演奏となり、色んな歌や西洋音楽を演奏するようになりました。最近になって、愛用していたオカリナが、当初のようには美しい音色、心揺さぶる響きでは無くなり、愛用するオカリナも、2代目、3台目、4台目となってきています。オカリナの素晴らしさ、吹く喜びを、広く知っていただきたいと思って、始めた blog も、どうやらその初期の目的が、達成されたように思います。そこで、この岡梨奈孝至の blog も、新たな出発を目指して、一旦幕を閉じることに致します。長年に渡り、ご訪問いただきました皆さんに、心からお礼申し上げます。どうもありがとうございました。 今後の皆様のますますのご活躍、ご発展を、お祈り致します。 岡梨奈孝至