昨日のトヨタ
突然、ライバル会社が数字を伸ばしてくると。。。そこには、必ず優れた人材の姿があった。久しぶりに買い物に行ったお店の接客や品揃えが悪くなっていると、どうやら優秀な店長はヘッド・ハンティングされた後だった。結局、会社は、人だ。トヨタが危機に瀕している。わたしの大好きな会社なのでつらい。今回の件を、メディアは危機管理の問題だと言う。わたしは、そうは思わない。トップの人格の問題だ。ちょうど、今から、1年前、トヨタの社長さんは、まだ副社長だった。その時、ホンダから、200万円を切るハイブリットカーが発売されることになりトヨタの豊田くんは、記者から、コメントを求められた。その時、トヨタの豊田くんは、こう語っている。”インサイト(ホンダの新型ハイブリットカー)は評価受けていますかね? そのうち本物のハイブリッドが出てきますよ。 ”(豊田章男副社長)わたしは、このセリフを聞いて、トヨタは、豊田くんの時代になると厳しい時代を迎えることになると思った。トヨタも、江戸時代の徳川幕府や、昭和の自民党のように、内部崩壊で消えてゆくことになるのだろうか。残念だ。先日来のニュースでも、豊田くんは語り続けていた。”運転する人には違和感を感じるかもしれないが、フィーリングの問題です。””今年の一月からの販売した分のプリウスは、改善しているので問題ないです。””それ以前に、販売したプリウスは、乗っていただいて問題はないです。”そして、とうとう昨日の記者会見で、豊田くんは、1年前に話していた、”本物のハイブリッドカーという車”をリコール申請した。現社長の豊田くんではなく、本物の、ミスタートヨタの言葉を紹介したい。わたしの尊敬する豊田喜一郎(とよだ きいちろう)氏のことばです。豊田君のおじいちゃんになる方ですね♪豊田喜一郎”こうして片田舎に工場を作ったのは質素に職工を育成し 着実に仕事ができるようにして、 安くて、よい車を作りたいからであります。 一生懸命働けば われわれも生活の安定ができましょう。 こうした田園工場で愉快に働いて、その製品がお国のためになれば、 われわわは満足であります。 そうした考えから、われわれは田舎に引っ込んで孜々として働くつもりであります。 たとえ、 田舎の地であっても、わが国の自動車界のトップを切ってゆくだけの 斬新な工場を建設したいと思っております。””いったんトヨタから出した車は、 どこが悪くても全責任を負わなければなりません。 それを他の部分に罪を着せずに、 自家製品の悪いところを言い逃れの出来ぬ様にさせると云う事は、 自分自身の製品に自信をつける最も大事な事であります。”” つくってやる、 売ってやるではいけない。 買ってもらう、 つくらしてもらっている、という気持ちでなくてはいけない。” もともと、 トヨタという会社は、 こんなにも さわやかな会社だった。。。 昨日書いた、 本田宗一郎の話が光る。