納豆の戦い
先日、納豆メーカーとして業界3位の茨城の老舗納豆メーカーが静かに倒産した。。。納豆王国、茨城県では、もっとも県民から愛されていた。。。メーカーだった。”くめ納豆”。。。茨城県人以外には、あまり知られていない話だが。。。茨城県の学校給食で提供される納豆は、すべて”くめ納豆”なんです。また、茨城のスーパーに買い物に行くと、納豆売り場の最前列には、必ずくめ納豆が並んでおります。そのため、茨城県人が、他県へ引っ越した際に、スーパーにゆくと。。。驚くそうです。なんで、くめ納豆ではなくて、おかめ納豆とミツカンの納豆ばかりなんだ現在、納豆メーカーのシェアは。。。1位、タカノフーズ(おかめ納豆)が、40パーセント2位、ミツカンが、16パーセント3位以下は、ドングリの背比べ。。。今回、くめ納豆へ救済の手を差し伸べたメーカーは、同じ茨城県のメーカーである王者おかめ納豆ではなかった。そう、新興勢力の、ミツカン酢でおなじみのミツカンだった。ミツカンは1997年に納豆マーケットに新規参入した後発メーカーだ。「におわなっとう」や「金のつぶ」など、新しい切り口の商品を次々と市場に投入し、硬直化した納豆マーケットに大きな風を吹かせ続けている。”におわなっとう”は、納豆は大好きなんだけれども。。。においが気になる。という人に受け入れられ、発売当初の一年間で、1億7000万個を販売した。ミツカンは、お酢で培った基礎技術をあますところなく生かし、王者おかめ納豆を猛追する。まるで、現代によみがえった織田信長のような企業だ。そんな納豆戦争が上の方で繰り広げられているなか、わたしの生まれ故郷、栃木県の納豆メーカーもがんばっております。あづま納豆さんです。なんと、わたしの住む、山形県東根市の巨大戦艦ジャスコにも置いてあります。その名も、”有機栽培大豆納豆”値段もリーズナブル。118円で3個入り。アメリカの契約農家に大豆を作ってもらっているようです。納豆の中に入っている、オマケの醤油も、オーガニックの徹底ぶり。粘り強くがんばれ!