ゾウと水
最近水が面白い”水”で思い出すのが、剣の達人、宮本武蔵。小説の最後の一文はまさに”男の美学””波にまかせて、泳ぎ上手に雑魚は歌い、雑魚はおどる。 されど誰か知ろう、百尺下の水の心を。。。 水のふかさを。。。はなしを戻します。”水”はいまでもなぞが多いらしい。(藤田名誉教授談)ふつう、物質は、液体の状態から、固体へ変化すると密度が大きくなる。これ物理の常識。らしい。ところが、水は液体の方が、固体の時より密度が大きい。なのに、液体の水にはすき間があるらしい。だから水10ミリリットルと水5ミリリットルをたすと、当然15ミリリットルになる。水10ミリリットルとエタノール5ミリリットルをたすと、14.6ミリリットルになんと減ってしまう。どうもエタノールが水の構造の隙間に入ってしまうか、水の構造が変わった為と思われている水博士の話によると、今の人類の水に対する知識は。。。目隠しして、ゾウをペタペタさわっているようなもので、それがゾウだとは分かっていない。くらいのレベルらしい。確実に分かっていることは人の体は、体重のたった二割の水がなくなるだけで死に至るということだ。つまり、お金がなくても死ぬことはないが、水がないと死んでしまうという事だ。目の前の吹雪がありがたく見えてくるから不思議である。