真田邸周辺の見学
8月17日、盆休みの家族旅行3日目は午後から雨がやんだが、もう夕方である。アウトドアは無理なのでどこか見学しようということになった。雨が降ったら行こうと考えていた長野市松代町の真田邸に向かう。16時15分、真田邸の前の駐車場は8割くらい埋まっていた。勧められるままに真田宝物館、文武学校とあわせて三施設共通の入場券を買った。すべて入館は16時半までだが、間に合うだろうか。とりあえず、国指定の史跡である真田邸の外観を撮る。 廊下に敷かれた赤いカーペットの上を歩き、たまに部屋に入ってみる。ふすまなどにはきれいな絵が描かれている。つきあたりにあったトイレは広々として落ち着ける空間だった。畳敷きのもええなあ。棚にもきれいな模様が描かれている。庭の中央には池がある。杉の戸16時27分、大急ぎで真田宝物館に入る。写真を撮ってもいいかきき忘れてしまった。館内は薄暗く、たまにガラスケースに撮影禁止のシールが貼られていた。シールがないところは大丈夫のような気もするが、写真は撮らず目に焼き付けて帰ることにした。松代藩主だった真田家の家系図には、知っている名前があった。「信繁(幸村)」と書かれている。真田って、やっぱりあの真田か。展示品は年に数回、入れ替えが行われるらしい。刀や鉄砲などの武具、秀吉の書状、参勤交代の日程表など、いかにも大名家の品らしいものや、掛け軸や屏風、地元の松代焼の焼物などの芸術品、古い住宅地図などがあった。16時53分、真田宝物館を出た。もっとゆっくりしたかったのだが、標識を見ながら早歩きする。16時57分、文武学校は工事中で、ブルーシートがかけられていた。外観を撮っておしまいにする。ここからはゆっくり周辺を散策することにした。17時までなら内部を見学できるところが何か所かあった。もう少し早く行っていればよかった。17時、真田勘解由家と書かれた案内板があった。2代目松代藩主信政の子で姓を勘解由とした信就を祖とする真田家の分流である。すぐそばに旧白井家表門という案内板もある。1846年に建てられたものである。真田邸の門が途切れる辺りから東を眺めると向こうに奇妙山が見える。なかなかいい景色である。旧白井家表門の隣には旧樋口家住宅がある。松代藩の上級武士で目付役などを務めた家柄らしい。17時10分、旧横田家住宅の前には駐車場があった。表門は1842年に建てられたものである。17時22分、真田邸の前の駐車場に戻った。真田邸でいただいたパンフレットを後で見ると、もう少し歩けばまだ見所があったようである。もったいないことをした。まだ外は明るかったが、見学はここまでにした。その後はスーパーなどで土産物などを探し、宿泊先でのんびり過ごした。盆休みの家族旅行の話はこれでおしまい。なお、今回の話はトップページ左下の「盆休み2014」という文字をクリックするとまとめて見られる。