コニシキソウとニシキソウ
今年も我が家の敷地内にコニシキソウとニシキソウが生えてきた。コニシキソウの葉には赤褐色の斑紋があり、肌色っぽいくすんだ色の茎にはびっしりと細かい毛が生えている。実ができているが、この実にも毛があるようである。葉はまだ赤くなってはいない。北米原産の帰化植物で、花期は6~11月である。荒れ地などに生え、地面にべったりと張り付くように生長する。一方、ニシキソウの葉には模様は全くなく、鮮やかな緑色はもう赤く変化しているのもある。毛がない鮮やかな赤色の茎は地面を這うのではなく、上に向かって伸びている。実の大きさは2mmほどでやはり毛はない。こちらは在来種で、花期はコニシキソウとほぼ同じである。荒れ地などに生えるが、多少湿り気があるところなど、コニシキソウよりもやや恵まれた環境に生える傾向にあるらしい。 今年は雨が多かったためか、どちらもすぐ近くに生えている。コニシキソウのほうが数は多いが、ニシキソウも年々増えて来ているように思う。どちらも抜きにくく厄介な雑草だが、しばらくは赤い葉を楽しむとしよう。