「青年2号」というラジオを落札
珍さん、ヤフーのオークションで一目見た途端に、そのデザインの懐かしさに惚れ込み、どうしても欲しくなり、我が家の大蔵大臣の監視の目をかいくぐって1台の並四ラジオを落札したアル。 なお、落札価格は身の危険が有る為、最高機密アル。世が世なら、4、5万円の値が付く商品だろうと思うアルが、幸せにも今回はそれより遙かに安く落札出来たアル。 ブランド名は青年2号(D型)という、今では考えられないような古式床(ゆか)しいものアル。 そう言えば、南極2号というブランドが、何処かで聴いた事が有るアル。珍さんは幸か不幸か一度もお世話になったことは無いのこと。(何の話かは分かる人は分かるアル) インターネットで調べたら青年2号D型は1938年製作で、作ってから70年は経っているシロモノのこと。未だ入手はしていないアルが、程度は上々で動作品とのこと。興味が有る人は上のアンダーライン部分をクリックすると、詳しい記事が読めるアル。 珍さんが気に入った前面グリルの写真アル。木をくり抜いて作ってあるグリルは青年の「青」という文字の形になっているとのこと。ダイヤル部分が何とも古めかしくて楽しいアル。 オリジナルの写真を見ると真空管には大きなシールド・ケースが被せられているアルが、珍さんが落札した製品には見あたらないのこと。発振が心配アルが、シールド・ケースの予備は持って居るアルから、対処は出来るアル。 既に10台以上の中古真空管ラジオを入手している上に、このラジオを入手したことで、当分の間は「一体、何台買ったら気が済むの!?」という当局の厳しい取り締まりを避ける為に、落札からは手を引くことにするアル。(上記のホームページから抜粋)青年団受信機 大日本連合青年団では、放送協会と提携してラジオ団体聴取の効果を認め、特に農村部へのラジオ普及を図るためにメーカーに専用の推奨受信機を作らせ、各青年団に対して購入金額の半額を補助することとした。放送協会では12万2千円もの経費を補給したという。このほか、聴取施設許可料の代納、取次手数料の給付などの援助を与えた。このようにして生まれたのが「青年団ラジオ」である。青年団ラジオは松下、早川、山中など、当時の一流メーカが生産していた放送協会認定品を特別な割引価格で提供した。1937年11月上旬から1938年2月下旬までに25,000台が放送協会により斡旋配給された。 昔はラジオを聞くのも大変だったアルなあ!