「もしも月給が上がったら」という懐メロ
珍さん、昨夜は自宅で薩摩白波を呑んでいたら午後8時に眠くなってしまい、そのまま就寝したのこと。 ところが、午前1時半になって、喉の渇きと膀胱満タンの為、目が覚めてしまったアル。シマッタ!・・・オヤジ・ギャグを言ってる場合かよ! それからは、どうやっても寝付けず、仕方なくNHKのラジオ深夜便を聞くことにしたのこと。 昨夜は伊藤久男と、もう一人若い演歌歌手の特集だったアル。ネーちゃンの方は実に薄っぺらでツマラナイ歌ばかりだったアルが、もう一人は伊藤久男と聞いて珍さん、ますます眠れなくなってしまたのこと。 最初に掛けた曲が、昭和13年頃に流行ったという、「もしも月給が上がったら」という、歌の題名として今では考えられないタイトルだったアル。 歌詞の内容も今では隔世の感が有るのこと。もしも月給が上ったらわたしはパラソル買いたいわ僕は帽子と洋服だ 給料が上がったら、カミサンはパラソル・・・今では誰も、こんな言い方はしないが、ただの雨傘か日傘のことアル・・・を買いたいと言うし、ダンナは帽子と洋服を買いたいと言っているのこと。 今なら、給料が上がらなくたって買える程度の商品アルが、昭和10年頃は、それさえも滅多に買えなかったアルな。もしも月給が上ったらポータブルなども買いましょう二人でタンゴも踊れるね この場合のポータブルは多分、電蓄(今で言うレコード・プレーヤー)と思われるのこと。電蓄は高級品でサラリーマンの手には入らなかったアルな。 しかし、昔は良い時代だったアルな。たかが傘や帽子を買っただけで幸せになれたのだろうこと。 今や、珍さん、車をプレゼントされても、それ程には喜ばないと思うアル。この歌を検索ていたら下のサイトを見つけたアル。邦楽、洋楽を問わず、サイトの作者が好きな音楽が掲載されているのこと。著作権が関係の無い曲はメロデイも聴けるのこと。福ちゃんの音楽教室歌は世に連れ、世は歌に連れついでに珍さんが好きな燦(きら)めく星座にリンクしておくのこと。メロディ付きアルよ。