ブランド時計のニセモノ販売
ここ半年くらい見かけなかった、ブランド時計のニセモノを売る連中が、またポツポツ出現するようになったのこと。てっきり刑務所に入っていると思っていたアルが、違ったらしいのこと。 どうやら、この地域には2グループ有るらしいのこと。 この写真に写っているのは右端のヘルメットのオッサン(専門用語では”カモ”)を除いて全員グルのこと。 連中は、人通りの多い商店街に来ると、まずは周囲を見渡し、”怪しい人”が居ないかをチェックするアル。怪しいのはこいつらだから、こいつらからすると怪しいのは警察関係者アル。 誰も居ないことを確認すると、やおら布ケースから携帯用の台を取りだして組み立てるアル。 次にアタッシュ・ケースから時計を20個ほど出して台の上に並べるのこと。ここからが珍さんが、「インチキだ!」と確信する理由アル。 客(カモ)が寄りつかない間は、4人全員で、台の上の時計の位置をパタパタと入れ替えるのこと。通りすがりの通行人からは、客が商品の品定めをする為に触っていると見える仕掛けアルな。 そして、不幸な客(カモ)が一人でも近づくと、左端の親分以外は急に客になり、「あら、この時計ステキねぇ!」「高いんだろうねぇ?」「エ?たったの1万円?そりゃ安い!一つ買うよ」 「あたしも買う!」多分、こんな会話をしているのこと。ブランド品の時計が1万円で買えるはずが無いのに、哀れカモ先生は大枚1万円を払って嬉しそうに買って帰ったアル。 上の写真をアップにすると、女と手前の男が、揃って財布の上に1万円札を乗せているアル。普通、買い物をする時に、こんな事をするアルか? 哀れなカモが見えなくなったら、4人組は、大急ぎで時計を仕舞い、台を袋に入れて何処かへ立ち去ったのこと。ものの15分間の仕事だったアル。 しかし、逮捕の危険が有るアルに、4人で1万円の売り上げでは、原価がタダ(盗品の可能性も)としても1人2,500円の儲けアル。割に合わない”商売”だと思うアルが・・・