学研のバリオメーター式ラジオでスピーカーを鳴らす
学研のバリオメーター式真空管ラジオは面白い企画アルが、クリスタル・レシーバー(本当はセラミック・スピーカーでガッカリ)しか鳴らないのこと。 珍さん、丑の刻(午前2時)頃に目が覚めることが多く、それから先は二度寝するまでNHKのラジオ深夜便を聴いて頭を疲れさせることにしているアル。 しかし、レシーバーを耳に入れていると、反対側に寝返りを打つ事が出来なくて不便アル。 そこで学研のバリオメーター式真空管ラジオに出力段を追加してスピーカーを鳴らす事にしたのこと。 前回は学研のバリオメーター式真空管ラジオのピン・ストレートナーの穴に出力管・3S4を差し込んで、線をピンに直づけするという大胆な方法で、再現性に乏しかったアル。 そこで今回はイヤホン格納用の穴に着目して、ここにサブミニチュア管の出力管・5672を入れる事にしたアル。 そこでラジオ配線係長は、江戸の秋葉原に早馬を飛ばし、5672を買って来たアル。 生まれて初めて見る5672は長さ5センチ弱、太さ1センチ以下の小さな真空管で、「これでも増幅出来るの?」と思う程アル。 完成した「スピーカーが鳴る学研のバリオメーター式真空管ラジオ」の雄姿アル。 イヤホン格納用に上手く納まった5672。何とも可愛らしいのこと。 製作方法は前回の「3S4の直づけ」より遙かに簡単だったアル。 出力トランスに並列に0.0047μFのコンデンサーを取り付ける辺りが、空中配線になり汚らしいので、面積が広いアース用のランドを切って、中継端子の代わりにすることにしたアル。 アース用のランド(C)にカッターで切り込みを入れて、ランドAとランドBを作るアル。当然、A、B、Cの間に導通が無い事を確認出来るまで切り込むアル。 1. ランドAから出力トランスの1次側の端子1へ 2. ランドBから出力トランスの1次側の端子2へ 3. 1A2の3からランドAへ 4. 5672の2から1A2の3へ 5. 5672の5からアースのランド何処へでも 6. 5672の3から1A2の2へ 7. 5672の1からイヤホン端子(Y1)のプラス側へ繋がるランドへ 8. 0.0047μFのコンデンサーをランドAとランドBへ 9. 図には無いが、出力トランスの2次側とスピーカーに2本を結線 出力トランス(10KΩ:8Ω)は本体の裏側に両面テープで接着したアル。 以上、たったこれだけで学研のバリオメーター式真空管ラジオでスピーカーを鳴らす事が出来るのこと。 勿論、5672の出力は非常に小さい(確か14mWだった?)アルから、ガンガン鳴ると言うわけでは無いのこと。しかし、一人静かに酒を呑みながら、ラジオ深夜便を聴くには十分アル。 なお、この記事には間違いが有るかも知れないので、真似をする人は自己責任に於いて造って下さい・・・そんな、いい加減な記事なら書くなよ!