【心の運動をすると癒されやすい】
【心の運動をすると癒されやすい】 風邪をひいたりしたとき、治るためにかかる時間の長さは人によって違うもの です。それは、人それぞれの体力にも関係があります。 やはり、もともと体力のある人は免疫力や細胞の新陳代謝も高いため、治る 時間も長くはかかりません。 この免疫力や新陳代謝は、自然治癒力で誰にも備わっているものです。 体の病気があるように、心も病気になることがあります。 最初は小さなものでも、放っておくとしだいに大きくなります。 心には知覚神経がありませんから、痛みは感じません。 しかし、不安や、イライラなどを感じます。 そして、体でいう体力というものがあるように、心にも心の強さをというもの 心の力というものがあります。 体を健康にするには、体を動かす運動をすることが大事なように、心にも心の 運動をするのは大切で、鍛えられた心ほど癒される力も強くなります。 心の運動というのは具体的に言いますと、刺激です。 笑う、泣く、というような感情の起伏、好奇心も刺激になります。 映画を観て、笑ったり泣いたりすることも感情の豊かさを高めるという意味で はよい方法だと思います。 ただ、心を鍛えるためには、逆風のように少しきつめの環境にも耐える強さが 必要です。 ヨットが航海するためには、海の風がなければ進まないのと同じように、心に も逆風という風が必要です。 リッツ・カールトンホテルの社長が次のようなことを言いました。 『船の行き先を決めるのは、風の向きではない。帆の張り方である。 そして、穏やかな海では、優秀な船長も、船乗りも育つことはない』 帆の張り方、というのは心の持ち方だと考えてみましょう。 風の向きによって、帆の張り方を変えるように、いろんな出来事に応じた心の 持ち方を身につけなければなりません。 人生には、いろんな風が吹きます。 風の力を利用し、風と同じ方向に進むべきとき、また風とは反対の方向に進む べきときもあります。 そのときのために、心の運動は定期的におこない、運動をすることで生活の リズムをつくる工夫をしておきましょう。 (by ハートリンクス)