【子どもたちに伝えたい言葉】
【子どもたちに伝えたい言葉】 脚本家に小山内美江子(おさないみえこ)さんという方がいます。 以前、ドラマ「3年B組金八先生」やNHKの朝のドラマ「マー姉ちゃん」、 などの作品を手がけました。 小山内さんは社会活動家でもあり、カンボジアでは子どもたちのために300 以上の校舎を作るなどの功績があります。 1980年当時、カンボジアは内戦で混乱していました。 60歳の時、ヨルダンの難民キャンプで食料配給などボランティア活動を体験 したことがきっかけになり、学校を整備するためのNPO法人をつくり、会員 を集めてきました。 カンボジアでは、カバンを背負って登校する子供の姿がないことに心を痛めて 「こどもに学校をつくる会」を設立しました。 小山内さんは、ドラマの中ですが子どもたちに、金八先生を通して次のような セリフを入れました。 「君たちは受験戦争と言うけれど、どこから弾丸が飛んでくる? 今、この瞬間、命を落としている少年がいるということを知ってほしい」。 「生きるというのは人に何かをもらうこと。 生きていくというのはそれを返していくこと」。 「立派な人にならなくてもいい、どうか、感じの良い人になってください」。 「相手の身になって考えられる人間になってください。決して損得だけで物事 を考える人間になるな!それらのことが君たちの人生を築いていく、ひとつ ひとつの礎になっていくんです。 子どももいつかは大人になりますが、学校で教わった大切なことは一生忘れる ことはありません。 よい言葉を伝えることは、子どもたちの長い人生に大きな影響を与えることに もなると思います。 大人自らが、胸を張って子どもに語れる言葉を一つでも多く持つことも大切な ことです。 (by ハートリンクス)