【喜びを与えると喜びが戻ってくる】
【喜びを与えると喜びが戻ってくる】 人に喜んでもらおう、困っている人がいたら手を貸してあげよう、という心が ある人は、自然にその行動ができるものです。 アメリカに住む、ある作家の娘さんの話です。 その子が、たまたま学校にお弁当を持っていくのを忘れてしまいました。 そのとき、今までほとんど口もきいたことがないクラスメートの一人が、 「わたしのお弁当を分けてあげる」と言ってくれたのです。 その言葉に、娘さんは感動して一日中喜びで胸がいっぱいになったそうです。 お弁当を分けてくれたクラスメートも、幸せな気持ちになったのは言うまでも ありません。 キリストは、「純粋に人のためになることをするのが愛である」、と説きます。 大人になると、しだいに打算的な意味を含んだ人のためになる行いをすること もあります。 しかし、それでも愛を与えるという点では同じ価値はあるのです。 どんな人も、自分が他人を喜ばせることができたら、嬉しくなります。 ブッダは、「人に喜びを与えるために、いつでもどこでもできることがある」、 と教えました。 それは「和顔愛語讃嘆」です。 笑顔でいるだけで、周囲に幸せを与えています。 やさしい心のこもった言葉を投げかけるだけで、相手に幸せを与えています。 ちょっとしたことにも、ほめ讃えるだけで、相手をいい気分にしています。 これらにお金はかかりません。 無一文の人にもできる愛のある行動なのです。 自分の表情や言葉だけで、相手を幸せにすることができます。 つまり、相手に幸せを与えているのです。 それが、自分の幸せになり、喜ぶ相手からも幸せを与えてもらえるのです。 この生き方を心がけていけば、ストレスが生まれることもないでしょう。 どうすれば幸せになれるのか、を考えるより、今の自分で人に与えられるもの は何だろうか? と考えれば自然に幸せな人生が送れると思います。 (by ハートリンクス)