【感情が豊かな人は感情に流されにくい】
【感情が豊かな人は感情に流されにくい】 あの人は、感情が豊かな人だなと思える人の性格の特徴は、まず明るいと いうことがいえそうです。 明るい性格というと、何か軽いイメージを持つ人もいますが、ただ明るい だけだといわれるのは、明るさよりも人間的に軽いと思われているからで しょう。 しかし、いつも重苦しいような雰囲気よりは、軽い感じのほうが好かれる のは間違いありません。 明るさの中にも、落ち着きがある人は周囲に安心感を与えてくれます。 また、感情が豊かな人は、その時々の気持ちを表情にあらわします。 たとえば、プロスポーツ選手の中には、勝つべき試合に負けても取り乱す ことなく、敗因を冷静に分析できる人もたくさんいらっしゃいます。 そのような人は、若いときからあるいは子どもの頃から、メンタル教育の ようなものをしっかりと受けているものです。 たとえば、テニスの錦織圭選手もその一人です。 彼は、小学生の頃から相田みつをさんの詩を読んでいたそうです。 そのために、物事に対する柔軟な考え方を身に着けていたのです。 錦織さんがスランプに陥ったことがあり、そのときにお母さんからメール が届きました。 そのメールは、彼の自作の詩にある一部で、 「いつでもだれにでもラッキーは来る。そう思え」というものでした。 お母さんは、息子の書いた詩を大事にとっておいたのです。 このメールで錦織さんは気持ちを切り替えることができたそうです。 人は、感情の影響を受けて行動しますが、感情に流されない「心の軸」の ようなものができると、これが感情の豊かさを鍛えてくれるのです。 よく、「考え方を変えよう」という言葉を言い、聞くことがあります。 これは、心の引き出しを増やしなさいということと同じです。 心の引き出し、つまり感情の引き出しをたくさん持っていると、いろんな 角度から人の気持ちや物事を見ることができます。 その結果、学んで気づくことがたくさんあるのです。 こうして、自然に感情の豊かな人に成長していきます。 感情の豊かさが、個性の豊かさになり、人間的な強さにつながっていくの です。 (by ハートリンクス)