【失敗は恐れるより、逃げないことが大事】
【失敗は恐れるより、逃げないことが大事】 人生、どんな人も失敗したことがない人はいません。 失敗という過程と経験を活かしてこそ、人は成長するものだからです。 また、失敗するとなぜ成長するか、ということも考える必要があります。 失敗も成功も、どちらも経験値という価値があります。 その意味でも、失敗からも成功からも学ぶことがあると思うべきです。 失敗も成功も、どちらもやったことの結果に過ぎないと考えれば、失敗 そのものから逃げようという気持ちも起きないのです。 ただ、失敗することが恥ずかしい、みっともないと他人の目を意識する ために、失敗から逃げる人もいます。 つまり、プライドがその邪魔をしているということです。 しかし、それはねじれたプライドであって、本当のプライドとは違うもの であると考えるべきでしょう。 エジソンが、一つの発明をするために何百回、何千回という失敗をした ことは現代の私たちも知っています。 しかし、エジソン自身は何百回、何千回という試行錯誤をしてきただけ、 だとしか思ってはいませんでした。 一回の実験で得たものを、次にステップの参考にしていきながら、自分が 目ざす発明を一つの製品にしたのです。 また、自分の目標や夢がかなわなかった、仕事や学業で思った通りの成績 を残せなかった、という失敗もあります。 つまり、落ち込んだりしてスランプになるときです。 これは、人生上の逆風というものだといえます。 しかし、逆風はありがたいとう考えができるなら、成長のための準備段階 ともなるでしょう。 イチローさんが現役の頃、逆風に関して次のようなコメントをしました。 「結果が出ない時、打撃感覚を失った時、どんな自分でいられるかが一番 大事だと思う。そんな時に一打席目で結果が出ないと、今日はダメか、 という気持ちになる。 でも、そんな苦しさの中でも決してあきらめない姿勢が、何かを生み出す きっかけになる。逆風はあったほうがありがたい。 どんなことも逆風がなければ次のステップには行けないのです」 これが、失敗から逃げないということの意味の説明には、ふさわしい言葉 です。 ただし、「逃げてはいけない」、と自分をがんじがらめに追い込むのは問題 です。 逃げたくなる自分がいても、目標なり夢をあきらめることさえしなければ 向かっていく力を回復させることは必ずできます。 逃げてはいけない、と悲壮感だけでは人の心に力は生まれないのです。 逆風(失敗)はありがたい、と思うことであきらめる気持ちはどこかに 消えていくと考えることが大切です。 (by ハートリンクス)