【ラッキーな人生】
【ラッキーな人生】 仮に、あなたが生まれた家が裕福で、幸せな人生と将来が約束されていたと します。 ところが、自分ではどうにもできない事情で生活が一変したらどんな気持ちに なるでしょうか。 宅配ピザの「ピザーラ」社長の浅野秀則さんは、大金持ちの息子さんで家業は 100年近く続くような地元でも有名な家で育ちました。 ところが、浅野さんが高校2年のとき父親が脳血栓で倒れて言語障害が残る 体になり、父親は社長の座を追われることになりました。 その後、浅野さんはお金に困り、いろんなアルバイトをしながら過ごすことに なりました。 数年たち、クラブハウスを経営するようになりました。 ところがそのクラブハウスが火事を出し、300針を縫う重傷を負い、莫大な 赤字まで抱えるという事態に陥りました。 リハビリから社会復帰までに1年かかりました。 そのとき、浅野さんは母親からこんなことを言われたそうです。 「あなたはラッキーね。人間が1回失敗してそこからまた立ち上がることを 体験できるじゃない」 それから、浅野さんは「自分はラッキーだ、やるぞ!」と声に出すことが 習慣になりました。 ピザーラ1号店を出すまでに、10年かかりましたがきっかけは、映画『ET』 で、少年がデリバリーのピザを待つシーンを見て、ピザの配達会社をつくろう と思ったそうです。 それまで、ラーメン店やビデオ店、行商、ウーロン茶の輸入販売などたくさん 挑戦しましたが、失敗するたびに「自分はラッキーだ」と信じ抜いたのです。 人間の想念には、想像をこえたエネルギーがあります。 想像力という心のエネルギーが、創造力に変わるのです。 どんな境遇でも、自分はラッキーだと思うことができる人は、それなりの苛酷 な経験をしています。 「人間はどん底を経験すると詩人になる」と語った人がいますが、詩人は人生 の本質をつかむことができるのでしょう。 人間は、自分を信じること、自分を卑下することなく可能性を追求する力を 本質として持っています。 「私は、ラッキーだ、恵まれている」と、無条件で自覚し続けましょう。 何かが変わるに違いありません。 (by ハートリンクス)