『スイミー』間・読みかせの工夫・マ(7) 田村 利樹
読み聞かせ・表現よみでも、間(マ)の事を考えてすると、ずっと、効果が上がります。感じがいいデパートは、品物の並べ方が,気持ちがいいものですね。これは、適切な空間を作って、いるからですね。空間が必要といっても、それは、「適切な」・・・・これが、キメテのようですね。スカスカのスイカ、これは、空間があり過ぎるのですね。では、読み聞かせでは、この間、どのように考え、どのようにとっていったらよいのでしょうか。2年生の『スイミー』広い 海の どこかに、小さな 魚の きょうだいたちが、楽しく くらしていた。 みんな 赤いのに 、一ぴきだけは、からす貝よりも まっくろ。およぐのは、だれよりも はやかった。名前は スイミー。 ある日、おそろしい まぐろが 、おなかを すかせて、すごい はやさで、ミサイル みたいに つっこんで きた。が、始めの出だしです。ここは、「ある日」の所で、話の展開が急に変わりますね。スイミーの紹介から、物語の発端が書かれだしますね。このようなところでは、間を取った方が良いですよね。読み手の心理としても自然にそうなるはずですね。読んでいて、読む人の気持ちが変わるからですね。もし、変わらないとしたら、それは、読解で、表象化情感化が、まだ、不十分だからですね。読解が十分でも、この間を上手に取るのは、難しいものです。ですから、何回も読んで、肉体化することですね。この間の問題は、文章を書く場合、話をする場合にも考えた方がいいことですね。それは、相手が、読みやすい聴きやすいだけではなく自分が書きやすい話しやすいに関連してくるからですね。それは、或るまとまりとして、理解し・考えていくことが、できるからですね。文章が上手話が上手と言う人は、この間が ちゃんと取れているのですね。読み聞かせ・表現よみのことは、音声が決めてですから、実際に聴いてみるといいですね。ここで、毎回、ご紹介しています下記の本には、CDが着いています。図書館にもあると思います。これは、僕等の研究会の教員が、よんだものです。プロ育成をしているメンバーから、はじめて3年目という方もいます。それは、聞き比べると、すぐ、分かります。間の取り方が、先ず、違いますね。間がちゃんと、取れるようになったら、もう、上級ですね。(続きます。)多くの方にお読みいただきたいので、ブログランキングに参加しています。よろしかったら、下の2つのマークのクリックをお願いします。1日1クリック、有効です。人気blogランキングへ絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。