漢字を書きたい欲求の持続には、成り立ち構成(漢字は、積み木)指導を(1)・学習指導要領
「おじいちゃん、漢字、3つ、書けるようになったよ。」と、電話の向こうで、急に言い出した孫には、びっくりしました。まだ、ひらがなも満足、読めない・書けない。小学校には、行ってない時でした。そう言えば、1年生が、学校に入ってくると、もう、入学式の日から、子供に、「漢字、いつ、教えてくれるの?」と、言われたものです。子供は、漢字学習をしたくて、しょうがないのですね。その学習の中でも、漢字書き、これがしたくてしょうがないのですね。ですから、漢字学習に入ると、うれしくてたまらない様子です。 でも、この気持ちが、学年が進むにつれて、なくなっていってしまうのです。悲しい事ですね。どうしてでしょう。子どもが、悪い訳ではないですね。指導の方法に問題があるのです。(それの一番の元は、学習指導要領にあるのです。) さて、漢字学習、その中でも、子どもが関心を持っている漢字書きについて、ご一緒にまた、お考えになっていただけますとうれしいです。先ほど、学年が進むにつれて、漢字学習の興味をなくしてしまう事を書きました。それは、特に、漢字書きに対してなのですね。漢字書きののアレルギーの持ってしまうのです。これは、何故でしょうか。漢字書きをむやみに強いられたからでしょうね。中には、そのようなことをされても、平気な子もいます。ここでは、全ての子が、漢字を書きたいという小さい時の気持ちを持続させ、漢字書きのマイナス感情を持たせない方法を考えて見たいと思います。このマイナス感情は、どうして起こるのでしょうか。それは、対象が、見えないとき・なんだかわらない状態の時に、周りからの強制があると起こりやすいですね。 ですから、漢字書きの場合は、漢字の構造、これが分からないときに起きやすいのですね。 そこで、対策・指導として、考えられるのが、漢字の成り立ち・構成を指導することだと思いつきました。これまで、このブログでは、漢字の意味の指導の大切さをベースに漢字指導をすることを、書いてきました。その上に立って、<漢字の構成・成り立ち>の指導をすることなのだと、考えています。ところで、この漢字の<成り立ち・構成>とは、やさしいいことばでいえば,『漢字の積み木性』の事なんですね。 この事をこのブログでは、過去の書いていますので、それを引用・編集してここで、使いますね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ August 6, 2006 漢字は積み木・田村利樹 [ ・漢字指導 ] 漢字は、積み木のようなものですね。これが、漢字の構造でしたね。この構造を知っていると、漢字と仲良くなれますね。仲良くなると、漢字が自然にその人に寄って来るようになりますね。それでは、ここで、もう,2つ、問題をやって見ましょう。 これは、漢字の部分を合わせる(総合)問題ですね。(このような問題を、2年生で作ってきた男の子がいましたよ。)次は、漢字の分解(分析)です。 合わせたり分解したり、色々やってみると、仲良くなりますね。このような学習で、漢字は積み木みたいなものだということが、分かるのではないでしょうか。これを学習しておくと、難しい漢字にあった時に、どう、対処したらよいか、方針がつかめるのではないでしょうか。本日のこのブログ、賛同された方は、下のマークのクリックして下さると、うれしいです。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。* こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。1セット5過程に基づいた展開になっています。1~6年生まで揃っています。