夕鶴の2つの読み方・学習指導要領
山も 野原も はたけも まっ白な雪でおおわれています。で始まるゆうづるの冒頭のよみについて考えてみましよう。 上記の語りで始まるこのゆうづる、次に、じいやんに着せる 太ぬうのばあやんに着せる太ぬうのちんから かん とんとんとん子どもたちの歌が 遠くから流れてきます。が、続ききます。この場面は、あたりは、雪でおおわれて、本当に静かないなかの情景です。そこに上のような子どもたちの歌が流れてくるんですね。 ここの歌ですが、ほとんどの読み聞かせで、みなさがが、歌にして読んでいますね。それは、自然にそうなってしまわせる作品の力なのでしょうね。 ところが、この歌を、普通の声であるいは、大きな声でうたっているのが多いようですね。でも、分析してみますと、<子どもたちの歌が遠くから流れてきます。>ですから、子どもたちのうた遠く流れてきます。 なんですね。 大人の声ではないのですね。ここでは、誰がを出したいですね。近くではないのですね。遠くからなのですね。ここでは、距離感を出したいですね。それから、流れてきます。なのですね。ですから、流れてくる。その声で、よみたい(うたい)たいですね。ここでは、動きですね。 これを、大人の声で、大きな声で、そこで歌っているように、歌ってしまったら、この作品のよさは、だいなしになってしまいますね。でも、どうして、このようになってしまうかですが、それは、読解が浅いからなのですね。ですから、ぼくらは、表現よみ(読み聞かせ)は、読解力が、声になって出るので、表現読みは国語科教育の極致と言っています。続きます。皆様のコメントなどから、大事なことを学ばせて戴いています今日さんです。とにかく、ご訪問ありがとうございます。それが、今日さんが書くエネルギーになります。コメントいただければ、なお、うれしいです。 このブログの応援クリックを戴けますと、なお・なお、うれしいです。それは、下記のマークです。一日、1っ回有効です。 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。 ・・・・・・・・再録です・・・・・・・・・・・・July 2, 2006 表現よみ総合法研究会夏季アカデミー」「漢字指導法研究会」のお知らせ [ ・・・読みきかせ・表現よみ(音読・朗読) ] これは、05年8月、『表現よみ総合法研究会の夏季アカデミー』の授業報告の風景です。報告者は、子どもの心を大切にした教育をしています成瀬マリ子さん(八王子市下柚木小)でした。読み聞かせ・群読などは、表現よみ(朗読)が、基本になります。この前の教科書では、この朗読が重視され、僕等の研究会の者が、ある教科書のカリキュラム・指導書を中心になって書きました。ところが、今回の教科書では、指導要領が変わり、それが、浅くなりました。今まで見てきたように表現よみは、「文学指導の極致」と言う事がいえると思います。ですから、読み聞かせの副産物として、読解力も着く訳ですね。これからも、深めて生きたいです。よろしくお願い致します。 これは、そのアカデミーでの模擬授業です。先生方が、生徒になってする授業です。これで、先生方は、教室で、どのような授業をしたら良いか、イメージが、把握できます。授業者は、田村操さんでした。朗読のプロですが、学校教育の大切さから、小学校の教師をしていました。教師用指導書の範読などをしていました。今は、お呼びがかかると、朗読(読み聞かせ)の公演活動をしています。どうぞ、ご活用ください。このブログで読み聞かせのシリーズを始めてから、「このような教育は、受けてこなかったと言うコメントを戴きました。その通りです。ですから、このように 僕等は、自主的な研究会をしているのです。今年は、8月7日、東京都府中市「府中グリーンプラザ」で、開催されます。ご希望の方は、どうぞ。* 2008年は、8月7日(木)です。(続きます。)多くの方にお読みいただきたいので、ブログランキングに参加しています。よろしかったら、下の2つのマークのクリックをお願いします。1日1クリック、有効です。お陰さまで、1位になりました。高位になりますと、アクセスが増えるんですね。人気blogランキングへ