真実を知った時、子どもは、やる気を起こす・ピザの調査に振り回されない
本当のやる気は、真実を学んだ時だと思います。そうではない時は、不快な気分が湧いてきて、学習意欲をなくすと思います。それは、納得できないので、モヤモヤが、残るからでしょうね。そのことを説明文の授業の実際から考えてます。よろしくお願いいたします。** 下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ 次は、大久保忠利氏が説明文の構造について書いた文図です。(大久保忠利著作選集・1の76p 三省堂・アマゾンの古書で購入可)文図に合わせて、『さけが大きくなるまで』(2年生)の説明文について考えてみます。まず、「さけは、北の海にすむ大きな魚です。」とありますが、この文を、子どもは、どう読解するでしょうか。A先生の授業の報告と検討会の様子です。 ・・・・・・・・・・・・・ A先生は、北の海といっても、その意味が分からないので、地球儀を持ってきて、北の海を説明したとのことです。 「さけは、北の海にすんでいる。」との文字の上での確認だけ では、子どもが、(分かった)(読解した)と言えないですよね。それは、ただ、記号として、確認しただけですね。これでは、子どもは、説明文の授業が、面白くないでしょうね。以下のような意見・疑問があるからですね。次は、参加した先生方の意見です。(子どもたちは、次のような意見・疑問を持っているというのです。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ * 北の海にすんでいるというけれど、調布市のいとこの学校では、さけの赤ちゃんを多摩川に放しているんですが、どういうことでしょうか。多摩川は、北の海では、ないのですが、子どもは、そういう発言はしなかったのですか?* 多摩川で、さけがとれたという話を聞いたことがあるんですが、多摩川は、北の海では、ないのに・・・・・という意見はでなかったのですか?。* 北の海にすんでいるというけれど、北海道では、さけが、川を上っているのをテレビで見ましたが、どういうことでしょうかという意見はどうだったのでしょうか?*福島の親戚に行ったとき、近くの川で、さけがとれたのですが、どういうことでしょうか。*そういえば、新潟に親戚があるのですが、新潟でも、さけがとれるんですが・・・・。*スーパーに行くと、ロシア産のさけが、売っていますが、これは、北の海とどういう関係があるのでしょうか。ロシア産のべにさけは、おいしいよ。*そう言えば、アラスカ産のサケというのもも売っているよ。 * ああ、チリ産のサケも売っている。この頃、いっぱいある。これは、割合安いよ。チリって、北の海ではないけれど・・・・?*そう言えば、養殖のさけっていうのがあるけれど・・・・・。養殖のさけは、うまくないって、お母さんが、言ってたよ。うまいのは、日本でとれたものだって。・・・・・・・・・・・・・このような考え・発想・疑問が、この一文からは、出てくるはずだというのです。それらをを大事にしていくことが、子供が説明文の読解を楽しくしていくことになるのでしょうね。もし、ここでそのようなことが出なかったら、「ここで、考えたことがある?」「分からないことある?」と、聞くといいのですね。良く、子どもを大事にするということが、言われていますがそれは、、このような子どもの考え・疑問を大事にすることなのでしょうね。 で、この教科書の「さけは、北の海にすむ魚です。」の結論は、以上のように子供の考え・発想などからして、一面的でありますね。これは、最初の文図の中の筆者の研究・調査・研究・思考の現れですね。 良く、マスコミの在り方問題になっていますが、このように授業をしっかりすることが、その批判の力を着けつことになるのでしょね。 続きます。 以上は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。* 下記にもありました。(net販売です)『小学生の作文教育』 小林喜三男・田村利樹編、明治図書、昭58、2冊渥美書房 7,350円 *** コメントをお寄せ下さい。(時間の関係で、返信は、していませんが、 勉強させて戴いて、次に生かします。感謝です。) それから、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ 下記で、以前に書いたブログが紹介されました。漢字と 作文の実践です。 これらの 実践は、仲間・先輩の実践に学び、 さらに、それを発展させるということの繰り返しから生まれたのものです。それを取り入れることで、子どもが喜び学力がつく授業ができ、そのことに教師は、生きがいを感じるのではないでしょうか。 漢字の学習 主述の関係とテーマ性 表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/ 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。次は、朗読・表現よみの本です。上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。