作文のまとめ・学校で本当に必要な日本語の力を学ばせるのは無理?
書く力をつける。それには、作文のポイントを教えたら、とにかく、頻繁に書かせることですね。これは、、水泳・ピアノ・・・・・などと同じですね。下記のコメントにそのことが書かれていますので、再録させて戴きます。 ・・・・・・・・・・・Re:思い出作文の記述指導・学校の中からの正常化(09/30) リエさん0037さん 私たちでも、考えながら文を書いていると、現在進行中なのか、過去のことだったのかと、「ます」「ました」などの使い方が混ざったりしていることがよくあります。私は、読み返してみて、全体からみて合うように統一しています。気持ちを書くのは、文字に表して、適切な言葉を当てはめるには容易でないですね。いっぱい書いて、たくさん読んで、だんだん使い方も覚えて行くのでしょう。そのためには文を書くことの楽しさを教ることですね。 (October 1, 2008 11:52:16) ・・・・・・・・・・・・さて、学校で本当に必要な日本語の力を学ばせるのは無理?のコメントを戴きました。重大ですので、ふれない訳にはいきません。まず、そのコメントをご紹介致します。学校って学ぶ所じゃなかったの? のぼたんさん はじめまして。小学1年の息子を持つ母です。 夏休み明け、息子は原稿用紙の使い方すら満足に教えてもらっていないというのに、学校を挙げて「しきなみ短歌」に参加するというので短歌の宿題をもって帰ってきました。学校で1時間指導しましたが書けなかったのであとは家庭で指導をおねがいしますとクラス便りに書いてありました。1時間で何の指導ができるのでしょう?案の定息子はさっぱり訳が分かっておらず、短歌の五・七・五のマスも変形の原稿用紙だと思って文章を書いていました。きちんと指導もせず、体裁だけは整えようとする学校の姿勢にすごく疑問を感じます。 それにしても、息子の学校は国語の授業を潰してする行事が多すぎます。童話発表会、漢字大会〔1年生はひらがな大会〕、しきなみ短歌、新入生との交流会では劇やお話の発表、入学式でもまた劇の発表等など、もう挙げればキリがありません。毎月のように何かの行事があるのです。これでは学校で本当に必要な日本語の力を学ばせるのは無理、家庭で頑張るしかないのだと痛感しています。こういうことは他の学校でも同じなのでしょうか? ・・・・・・・・・・・・ 1年生というと、まず、ひらがなの指導があります。以前は、このひらがなの指導は、9月ごろまで書けて、指導していました。ところが、一学期の途中でで終わってしまうような教科書うになっています。このようなはしょりで、高学年になっても、ひらがなの使い方がちゃんとしない子どもが、出ています。カタカナも、とばし過ぎて、教科書でも、つけたし程度になっています。カタカナは、漢字の構成要素になっていますから、もっと、時間をかけて指導したいです。このようなことは、このブログの、・・カタカナ・ひらがな指導(23)で、書いています。それから、漢字の指導、以前は、48字の指導でした。現在は、80字になっています。だから、子供には、忙しい授業なのです。このほか、文法では、文の指導があります。ここでは、主語と述語の意識を指導します。教科書では、あまり丁寧にやっていませんので、資料を渡して、丁寧に指導したいことです。なぜなら、この一文から、文章ができるのですから。研究会の代表であった、学習院のMさんは、僕らの5倍もの資料で、授業をしていました。この他に、作文の指導、物語の指導、説明文の指導などがあります。ですから、お書きになったご心配は、良く分かります。これから、どうしたらよいかですが、学校の方針があるのでしょうから、どうして、そのようなことをしているのか、それを知ることから、動きが、始まるのでしょうか。参考に、ひらがな指導について書いたものを、編集して再録しますね。 ・・・・・・・・・・・・・February 23, 2006 334の平仮名での日本語表記・ [ ・カタカナ・ひらがな指導 ] 漢字教育を考える時、平仮名・カタカナ表記についても考察が必要ですね。漢字だけでは、片手落ちなのですね。僕等の研究会の紺屋冨夫さんは、平仮名表記表を作成しました。その表記は、数えると、334もあるのです。これを1年生は、習得するのですよ。この他にも、この表記通りではない発音のこともありますね。例えば、「おはよう」は、発音は、「OHYOお」ですね。これを文字通りに読むと「OHAYOう」になってしまいますね。これらの発音のこともあるのですね。ですから、この表記に関しての学習は、子供にとっては、大変なことですね。このことを、お分かりになって子供さんと対する方がいいかと思って、ご紹介しました。 * なお、これは、下記の本の1年生に出ています。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。・・・・・・・・・・・たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、10位です。賛同される方は、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。人気blogランキングへ