党首討論と書きたくてたまらない作文指導(4)
昨日、党首討論で「赤城農水相の架空事務所費問題」が討論されました。安倍首相は、「架空計上ではない、法律に定められたルールにのっとる」と、主張をしていました。野党議員の中には、「領収書を出せば、それが、はっきりするから、領収書を出してほしい」と、主張をしていました。この問題、領収書を出せば、それで、決着がついて、ぐちゃぐちゃしなくて済むと、僕も思うのですが、どうして出さないのでしょうかねえ。出さないと、領収書がないのかな、なんて、疑ってしまう今日さんです。この問題、普通の人の目から見て、どうなのでしょうかねえ。さて、昨日に続いて、理論文(説明文)を書くの指導についてです。実は、この指導は、「赤城農水相の架空事務所費問題」をどう見るかとも、結びついているのではないでしょうか。と言うのは、理論文(説明文)は、主張があり、その主張の理由が書かれます。赤城農水相の架空事務所費問題も、このような形で、討論されていますからね。大切な事は、その主張の理由(データとも言う人もいます。)が、説得力を持つかどうかが、課題ですね。* 説明文の読解は、ですから、データ吟味の読みだと言われてもいます。 ・・・・・・・・・この前、孫、3人がお泊りに来て、自分等が寝た布団を、朝、皆でたたみ、積み重ねておきました。夕方、3人が、遊び出して、その布団の中にもぐって、遊び、布団をグジャグジャにしてしまいました。これは、いけないと思って、注意しました。「僕がやったのではない」「わたしがやったのではない」「・・・・・・・」と、3人が言い張ります。誰も、その部屋にいなかったのですから、3人がやったのは、明白です。これは、叱られるのが恐くて、このように言ったのですが、屁理屈(理由)ですね。(と、言っても、この屁理屈の心理学的な意義・子育て上での大切さを頭に置いて、注意をないとだめですよ、と後で、妻に、注意されましたが。このように小さい子の場合は、大人の論理だけで、追いこんでは、だめだということですね。) ・・・・・・・・・・・・でも、説明文では、このような屁理屈は通じませんね。ちゃんとした理由が必要なのですね。その事をこの指導では、教えたいと思います。このことは、説明文(理論文)をを読む・討論を聞くの時にも、応用できる事なのですね。それでは、その指導の実際を考えていきたいと思います。まず、4年生がどのような説明文を書いたか、それをお読みになっていただけますと、うれしいです。僕が、4年生の時に、このような文章が、書けたでしょうか。指導がなかったから、書きませんでしたが、あっても、このように書けたが、自信がありません。このことは、多くの子どもが、書けないでしょうという僕の心理を表しています。こどもの力を見抜けてないのです。皆様のブログにお伺いしていまして、お子さんの様子を読ませて戴きますが、その力の大きさ・発達にいつも、驚いています今日さんですからね。まだまだです。 国語科の研究に入った頃、2年生が説明文を書いたと言う実践を聞き、そんな事が出来るのかと、驚きましたが、指導によって、出来るのですね。今、論理的に考える力が低下している事が、あらゆる所から指摘されていますが、漢字や計算,朗読で暗誦などの機械的な訓練中心ではない教育が大切ではないでしょうか。この指導ですが、党首討論と同じように『主張』『その理由』の指導から入りました。その事は、次回です。続けて、ご一緒にお考え戴けますと、あり難いです。このブログの応援クリックして下さることも、その力になりますね。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。* この作文教育は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。公立図書館には、あると思います。* 下記にも、ありました。(net販売です)『小学生の作文教育』 小林喜三男・田村利樹編、明治図書、昭58、2冊渥美書房 7,350円