◆ 英語が日本を変える
♪ ようやくに言語鎖国を解く人の出でて世界の一員たらむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 何だかんだ言って外国語をまともに導入しようとしてこなかったこの国に、英語を社内言語とする企業が現れた。 「楽天」の三木谷社長は、社内で使用する言語を完全に英語にし、今後2年以内に社員が100%英語でコミュニケーション出来るようにすると発表した。 この発表の意義は大きい。 今まで、英語が出来ないという理由で海外の様々な集まりに行かなかったり、英語の文献を読まなかったりと、世界のグローバル化に完全に乗り遅れている。 英語がしゃべれないという下らない理由で損をしていると、三木谷社長は言う。 日本語ほど難しい言語は無いといわれるものを、日本に来る海外人たちはマスターしている。なのに勤勉で努力家の日本人が英語ごときをマスター出来ないはずがない。 今までは、苦手だと言う理由で遠のけて、必要性をあまり切実に感じてこなかっただけのこと。 「楽天」の様に"No English,No Job"となれば、必死で覚えるし身に付くはずです。器用な日本人は、そういう環境さえ整い、英語的言語センスを磨いていけば、意外と簡単に英語をマスターしていくでしょう。 あらゆるモノ(音楽や料理や絵画や服飾、ガーデニングやスポーツや産業までも)を取り入れて、咀嚼してアレンジして自分のものにしてしまう能力は、世界の中でも”ぴか一”の日本人。 流行に敏感で、横並び意識が強い国民性が、一たびブームに火が点くとあっという間に日本中を席巻する。 「ユニクロ」の柳井社長も同じ様な事を考えているらしい。 海外に拠点を置いたり進出する企業は、こぞってこの波に乗って行こうとするのは間違いないでしょう。 実際、日本人が英語を話せるようになったら国際的な位置が格段に上がるし、真の実力を発揮できるようになるでしょう。欠けている世界の一員としての役割も十分発揮できるようになる。 コミュニケーション能力が上がれば現地で孤立する事もなく、日本の良さ、日本人の持っている優れた資質が確実に生かされるようになるでしょう。 自信も付くし誇りも持てるようになる。 ”Radio I”の様な英語番組を聴く人が増え、英字新聞が売れる。またぞろ語学学校が雨後の筍のように出来て、猫も杓子も通う様になる。 町中に英語表記のものが溢れ、英語が出来る事が売りの商売が先行していく。 ごく当たり前に、電車の中などで英会話が交わされるようになるにはどれぐらいの時間がかかるのか。 その気になると、意外に早い気がします。 当面は、英語推進派と拒絶派に分かれるでしょう。しかし、”英語に憧れている”ところが多分にある日本人は、その勤勉さを発揮して、割と短い期間にマスターしてしまうんじゃないかな。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選