〇〇 「なりすまし」なんと優しき呼びかたか
♪ 騙すより騙される方がいいなんて歌っていられたスマホなきころ まあ次々となりすましメールの届くこと。昔は電話番号が売られていて、さまざまな業者の手に渡っていたが、メルアドはそんなことをしなくてもいくらでも手に入るのだろう。 以前にも届いている「重要:楽天e-NAVI アカウント情報再確認のお願い」という、楽天を語るものを取り上げてみる。拡大します 「アカウント確認:http://www.ratuken-card.xyz/index.php?sinvu=11」このアドレスは楽天のものじゃない。 電話番号「カスタマーサポート: (01)-50-5830-6860」も如何にも変しい。この番号を検索してみると、すぐにこのようなページがヒット。詐欺であることを公表し、注意を呼び掛けている。 「(01)-50-5830-6860」で検索 相変わらずアマゾンを騙るものも時々来る。アマゾンのオフィシャルサイトで注意を呼び掛けているが、クリックしてからでは遅い。クリックする前に確認することだ。「支払方法の情報を更新する」にカーソルを持っていくとアドレスが表示される。【フィッシング対策協議会調べ】によると、フィッシング詐欺の報告件数が2月に入って大幅増、1月の3万8千件から約6万件になったと。フィッシングサイトとして使われたURLの件数(重複なし)は9,994件で、絶対数は多くないがわずかに増加しているという。ほとんどが海外からのものらしい。 2023年2月に悪用されたブランド件数(海外含む)は、前月より13件増加し89件だった。 Amazonを騙る詐欺は大幅に減少し、報告数全体の約28.0%にとどまっているらしい。以下「イオンカード、ヤマト運輸、ソニー銀行、セゾンカード、ETC利用照会サービス、えきねっと」といったブランドを詐称する詐欺が続く。また報告数は多くないものの、通信事業者を騙るフィッシングも根強く見つかっているという。 我が家には銀行関係が、6月以降だけでも「静岡銀行、秋田銀行、横浜銀行(6)、北洋銀行、auじぶん銀行、西日本シティ銀行(6)、三井住友銀行(13)、みずほ銀行、りそな銀行(3)、楽天銀行(2)」と頻繁に来る。()内は回数。 試しにフラッグを付けて様子をみていたらこの有様だ。あまりに多いので、被害はどうなってるんだろうと思って再記述。 引っかかる人が減って、手持ちのアドレスに対しやけくそで送りつけてくる感じがしないでもない。しかし、2月になって急上昇しているのは、コロナ禍が終息に向かって人々に落ち着きが無くなったせかも知れない。 スマホに入るSMSから誘導されるフィッシング(スミッシング)は、宅配便関連の不在通知を装う文面からAppleの偽サイトへ誘導するものや、関税局を騙るものなどが報告されている。私にも不在通知なるものが数回来ている。 昨年に比べると大分減ったようだが、未だに引っかかって詐欺に遭う人が相当数いる。慌てないことだ。オフィシャルサイトで確認するのもいいが、検索サイトで確認してみることをお勧めする。