■ 食中毒とおぼしきものに襲われて・・
♪ さんすうとずこうは満点緊張の個人面談セミ鳴き始む 先日、孫の個人面談があり二日後の17日は8歳の誕生日だった。今の子どもは豊かさの中でとても優雅な時を過ごしているなぁと、戦後生まれのじーじは感慨深い。当人たちは当たり前のことだが、少子高齢化のまっただ中の、まさに主役の3世代。蜃気楼を見ているような光景。 注文のホールケーキ。一人っ子は一身に愛情を浴びながら、ロウソクに点火し吹き消してご満悦だ。父親が農学校の事務員で社宅住まいだった団塊世代の私は、日曜学校というのがあってクリスマス会みたいなのをやった覚えがあるが、誕生日にケーキを食べるなんて想像することすらなかった。「大富豪」で大敗したママが次の「セブンブリッジ」で7を4枚キープするという大技を見せて大賞。なかなかの負けず嫌いは、さすが孫の親だけあって血筋は争えない。先生に図工を褒められたのも息子が同じように絵がうまかったし、算数がいいというのはばーばの隔世遺伝かもしれない。 じゃぁじーじの血はどの辺りに出ているのか? 何でも自分でやりたがるところかなぁ。 夜は焼肉を食べに行くことになっていた。息子が肉が大好きなところを受け継地で、孫もとにかく肉が好きで、聞けば必ず「肉」が返って来る。美味しいと定評のある近くの焼き肉屋へ。誕生日サービスに100gのステーキまでゲットして、大満足の一日だった。★ 深夜、まさかの大問題。 逆流性の悪い癖のある胃を持つ私は、喉に胃液が上がってきて喉が焼け付く。仰向けに寝ていられず、ソファーに凭れてやり過ごそうと階下へ下りていた。その内に胃がむかむかしてきて、いつもは生中なのにこの日は生大を頼んだのが良くなかったか? けっきょく嘔吐し、しばらくして下痢までして散々だった。 翌18日の朝になって息子から電話があり、家族全員が嘔吐と下痢で散々だったとのこと。ばーばだけがどうもなかったが、ほぼ全員がなったということは、焼き肉が原因としか思えない。しかし、肉は全部火を通している。生のものはチシャバやネギの野菜ぐらいなものだ。腹痛もなく熱もない。共通の食べ物の肉に当たったとしか思えない。 考えられるものが一つある。肉の燻製だ、これしかない。これは焼いたりせずにそのまま食べている。絶対これだ! 私の症状は楽な方で、息子一家は全員が嘔吐を何度も繰り返すほど酷かったらしい。腹痛も熱もないところは共通している。 この日は3度目の庭木の剪定に行くことになっていた。嫁さんはまだ蒼い顔をして元気が無く、孫もほとんど何も食べてないと言っていた。熱がなく腹痛もないのは幸いだった。 時おりハチが飛びまわったりする中、伸び放題になっていた古い棒樫の剪定。次は何時になるか分からないので、思い切ってかなりの枝をカット。 だいぶスッキリした。時おり太陽が肌を刺す蒸し暑い午後。夜中の嘔吐と下痢の後遺症もあって体力が盤電とは言えない中で作業をし、帰る頃にはヘロヘロで足がやたらに重かった。 黙っているわけにはいかない嘔吐と下痢の件。店が始まる時間に電話すると、燻製は他に10人前出ているが、苦情など何もないし、他に同じようなことを言ってきた人もいないという。“もしかしたら電話が殺到して、臨時休業してるかも知れない” なんて思っていたのに、拍子抜けした。 ただ、電話した時間が早く、他の電話がまだ掛かって来ていないだけだったのかもしれない・・。「とりあえず、保健所に燻製をもっていって検査をしてもらいます」ということで終わってしまった。 じゃあ何だ? ネットには様々な食中毒の一覧があり、原因となる食物や症状からすると、該当しそうなのは「黄色ブドウ球菌」が一番近い感じがする。潜伏期間が1~3時間というのがちょっと引っ掛かるが・・・ しかし、息子一家とは同居してはいないので、自宅で感染したということはあり得ない。共通で食べたものはケーキだが症状が出る時間からすると対象外だし・・・。 一体何だったのか? * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。