☆☆ 定点観測 十九 越境庇の短縮工事
♪ 虫の声遠く聞こえて傀儡(かいらい)の季節と思う猛暑近づく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 足場は設置したものの雨が続いて一週間足止めを喰らっていた越境庇を短縮する工事がようやく始まった。完了届を27日提出する予定でいるらしく、今週中に終わらせる算段だ。 瓦を3列外して中の一列を抜いてしまう。かなり短くなると思いきや、樋の取り付けが今までよりも前に出ることもあって、見かけ上は20㎝ぐらいになるようだ。瓦がずり落ちないようにテープで固定している。昭和の屋根はみんなこんな風に、土がたっぷり乗せてある。下へ落とさないように、掬うようにしながら取り除いていく。 寄棟なのでその接合部分がややこしい。短くしてからもきちんとまとめ上げないといけない。東側は相手の屋根が長くなっており、長い部分は寄棟から外れて伸びている。その外れているのと同じ程度のところで収まりそうなので難しくはないが、西側は同じ長さで棟が繋がっている。そこを片方だけ短くしなければならないのでかなり厄介らしい。 東側西側 敷地ののり面に吹き付けた草の種が早くも芽吹いている。雨の間は流れないようにシートが掛けてあったが、土は充分に水を吸って、着々と発芽し根を伸ばしていた様だ。 土の下に敷いてある杉皮は思ったほど傷んでおらず、正直なところちょっとホッとしている。ただその下の天板は白くなって腐食の気配があるのでちょっと気になっている。カットした時に確認できるだろう。 中の桟のところまで短くなるらしい。 今は土の代わりにこういうものを使うらしい。漆喰の一種で、防水性や強度が高くなるようシリコンなどを加えたもの。南蛮漆喰なんて呼ばれているモノらしい。 「強度あり、耐久性抜群。しっくい工事不要、一発仕上げ。」なんて書いてあるが、かわら職人に言わせると、雨の当たるような場所に使うと簡単に取れてしまうので漆喰の代わりには使えないという。主に瓦の下の雨の当たらないところに使うものらしい。 昔のように屋根を重くするのは地震には不利なので、土を使うことは無くなったようだ。品質も均一で扱いやすいだろうが、けっこう高くつくんじゃないかな。 で、例のごとく調べてみた。【株式会社馬場商店】『シルガード(不凍液なし)白 約25kg』≪屋根土・和瓦・屋根の修理・なんばん・漆喰≫ Rakutenで、1,320円 (税込)というのもあれば、送料無料で3,000円 (税込)というのもある。重いので送料はけっこうかかるので、送料込み(送料無料)の方が得かも知れない。黒と白がある。ここでは不凍液の入っていないものを使用。 明日、大工が来て(今日は都合がつかず)瓦の下地作りをする。垂木の下と壁の接合部に入れてあるものが取れている部分があり、台風の吹上げで雨漏りしても困る。雨樋の付け替えをする板金屋に、ついでにブリキで補修してもらうことに。 今週は雨も降らずに済みそうなので、25日に大工2人来て1日で済まし、26日に瓦を葺き、27日に板金屋が樋と隙間の補修をして完成という運びになる。それで完了届を出して審査に一週間ほど掛かるらしいので、実質、車が入れるようになるのは、9月2日ごろで、あと2週間の辛抱だ。6時頃。実際はもっと明るい。 中二日のウォーキングは実践出来ていて、今朝も5時半に出て7時に戻ってきた。さすがに処暑を過ぎて虫の声がしていた。しかし、26,27日は猛暑の予報が出ている。涼しかったところへ急に猛暑になると、かなり堪える。次は27日の猛暑日に歩くことになるので、やはり朝のうちにすることになるだろう。